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初夏の葉山でアートに触れる。ブルーノ・ムナーリ日本最大の回顧展

(TOP画像)《読めない本》試作 1955年、パルマ大学CSAC
© Bruno Munari. All rights reserved to Maurizio Corraini srl. Courtesy by Alberto Munari

 

本展は、芸術からデザインそして児童教育に至るまで独創的な活動を繰り広げたブルーノ・ムナーリ(1907-1998)の、はてしない活動を体験するための展覧会です。

 

ムナーリは、幼少期から美術やデザインに関心を持ち、19歳の時に当時のイタリアを席巻していた前衛美術運動の未来派に参画し、大きな影響を受けました。一方で雑誌の編集や挿絵などの仕事を通じて、デザインへの関心と造詣も大いに深めていきます。第二次世界大戦後のムナーリはそうした経験を活かし、折りたたんで持ち運び可能な彫刻《旅行のための彫刻》や、コピー機を使いながらもオリジナルの平面作品《オリジナルのゼログラフィーア》といったかつてない美術作品、そして極めてシンプルであると同時に用の美を備えた照明や家具などを多数発表し、国内外で高く評価されました。くわえて、ムナーリは子ども向けの造形教育にも大いに興味を示し、遊具をはじめ、沢山のしかけが込められた絵本などを発表します。さらには子どものためのワークショップも考案し、それらは身の回りの慣れ親しんだ素材から創造力を飛躍させる創作活動として、今日でも全く色褪せることがありません。

 

本展は、1985年にこどもの城(渋谷)における回顧展の際に実演されたワークショップを「ムナーリを読み解く鍵」として、その全生涯にわたる作品約320点をご紹介します。そのうち約150点は日本初公開となる作品で、未来派に関わっていた時代の作品、そして晩年の絵本原画など、これまで日本であまり知られてこなかったムナーリの一面を教えてくれるでしょう。また会期中は、ムナーリの絵本や遊具を手に取ることができる場を設けることで、言葉を超えるムナーリの表現や思想に触れていただきます。画家、彫刻家、グラフィック・デザイナー、インダストリアル・デザイナー、発明家、著述家、子どもといっしょに遊ぶ人――あらゆる肩書きを持つ稀代の表現者ブルーノ・ムナーリの日本最大の回顧展を、ぜひお見逃しなく。

 

ブルーノ・ムナーリ
こどもの心をもちつづけるということ
[日時]開催中〜6月10日(日)9:30〜17:00(最終入館16:30)
[会場]神奈川県立近代美術館 葉山
[休館日]月曜日(4月30日は開館)
[料金]一般¥1,200、20歳未満・学生¥1,050、65歳以上¥600、高校生¥100
[TEL]046-875-2800(神奈川県立近代美術館 葉山)

 

関連イベントもCHECK!!
講演会 ブルーノ・ムナーリーーひたすらに造形の言葉を求めて
[日時]5月5日(土・祝)14:00〜15:30
[会場]神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
[講師]岩崎清(ブルーノ・ムナーリ研究者)
[定員]70名(当日先着順)
※要当日観覧券

毎週土曜日はムナーリの遊具で遊ぼう
ムナーリがデザインした子ども向けの遊具に触れます。
[日時]会期中毎週土曜日 10:00〜12:00/14:00〜16:00
[対象]3歳以上(小学生以下は保護者同伴)
※要当日観覧券

担当学芸員によるギャラリートーク
〈大人向け〉
[日時]5月19日(土)14:30〜15:00
[会場]神奈川県立近代美術館 葉山 展示室
[対象]中学生以上
〈子ども向け〉
[日時]4月28日(土)・5月12日(土)各日11:00〜11:30
[会場]神奈川県立近代美術館 葉山 展示室
[対象]小学生以下(保護者同伴)
※要当日観覧券

葉山館は、神奈川県立近代美術館の3番目の建物として2003年3月に竣工、10月に開館しました。天井高や照明環境に変化をつけた展示室のほか、資料の収集と情報の発信拠点を目指す美術図書室、視聴覚設備のある講堂、保存技術の粋を集めた収蔵庫など、多様な施設を備えた美術館となっています。生活の中で美術館に親しんでいただけるよう、エントランスホールから中庭、レストラン、ミュージアムショップ、庭園、さらに地下1階の美術図書室などは、観覧料なしでご利用いただけます。

(写真2枚目/葉山館レストラン)©Norihiro Ueno
(写真3枚目/葉山館エントランス)Kijuro Yahagi©

  • ショップ・スポット名
    神奈川県立近代美術館 葉山
  • 住所
    神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
  • 電話
    046-875-2800(代表)
  • 営業時間
    9:30〜17:00(最終入場16:30) 【休館日】月曜日(但し祝日および振替休日の場合は開館)、展示替期間(但しレストランと駐車場は月曜を除き営業)、年末年始
  • 駐車場
    有(収容台数48台、身障者専用2台、バス3台の計53台) 【有料駐車場営業】8:30〜18:00(最終入庫16:30) ※料金は美術館HP等でご確認ください。
  • 平均利用額
    【観覧料】(コレクション展)一般¥250、20未満と学生¥150、65歳以上¥100、高校生¥100 ※企画展の観覧料は展覧会によって異なります。 ※「国際博物館の日」と「文化の日」は特別に無料開館デーとなります。
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