ブラッスリーピガール ヨコハマ 旨い魚をいろいろな味で!
ここ数年、ますます賑やかに、夜、活気にみちている野毛界隈。桜木町駅から日ノ出町駅にまっすぐのびる道沿いに2013年11月にOPENしたのがBrasserie Pigalle yokohama さん。
ピガールというと、映画「アメリ」の舞台になったモンマルトルの近くにある駅の名前を思い出すのですが、歓楽街のすぐ上に閑静な住宅地や動物園が広がる野毛は、考えようによってはピガールに似ているのかも?と思いつつ、今回は、飲み会で伺ってきました。
お店の外に立つと、なにやら男っぽい骨太さを感じるのですが、中に入ると、1Fは女性一人でも楽しくごはんができそうな、明るいダイニングカウンター、2Fはゆったりと語らうのにぴったりなまったりとした空間でした。
今回は5名以上で伺ったので、いただいたのは、シェフのお任せコース。
はじめに出て来たのが、こちらのお通し。
意外にも和風のお魚の煮つけでした。ところが、これが、一口いただくと、実においしい!
もしかしたら、いままで頂いたお通しの中でこれが、一番おいしいかも!というくらい、個人的には好きな味でした。
続いて、かつお、生ハムのサラダ、あんこうのから揚げ・・・と続きます。
(レモンを絞った後に写真を撮ったのですが、出てきた時は、もちろん、きれいなレモンです。
照明で写真も赤みがかっていますが、ほんものはもっときれいです!)
あんこうのから揚げ、初めてだったのですが、柔らかくておいしかったです! また食べたいな。
どれも「旨い!」という形容詞がぴったりな、活き活きとした味です。
「ブラッスリー」なので、フレンチっぽいお料理が出てくると思っていたのですが、どちらかといえば、「和」のテイストが強い今回のお料理たち。
お店の看板「日本の食材と旨い魚 産直キッチン」とあるように、旨い魚がたくさん出てきて、お魚派の自分としては、大変、嬉しいメニューでした。
そして度肝を抜かれたのがこちら。
このお鍋、すごいでしょ?
すぐさっきまで泳いでいました!といわんばかりのピチっとしたお魚と目がばっちり合ってしまいました。
目を丸くしていると、シェフはフレンチの料理人でありながら、ふぐの調理師免許も持っているのだと、教えてもらいました。この組み合わせは珍しいのだそうです。
白子は(私は)初めてだったので、ここからはもう、お料理に夢中。
自分が何を話していたのか、覚えていないくらいです。(お料理がおいしかったので、飲み過ぎたせいもあります・・・)
最後のデザートの写真を撮り忘れましたが、締めも最後のデザートまでしっかり、おいしかったです!
大勢で来たら、それはそれで楽しいと思うのですが、
ピガールさんは少数でお料理に舌鼓を打ちながら、ゆっくりおしゃべりをして、
映画「アメリ」の世界のように、夢と現をいききしながら、日頃の疲れをいたわりたいお店だなぁ。と思いました。
ちなみに、私はお鍋が来た時に、久しぶりに、お料理を見て(周りへの意識が飛ぶくらいに)目を奪われたのですが、
目を奪う力があるお料理に遭遇する時は、
それまでの視点や考え方を変えるといい時にきていることが多いので、
そのお料理に集中してじっくり味わうと、新しい力が生まれやすくなったりするんですよ。