時代を超えて愛されるケーキ、幸せがたっぷりつまってます!
包みを開くと思わず笑みがこぼれるこのルックス。チョコレートの矢羽根模様がレトロで可愛い、大正2年創業の老舗、伊勢佐木町 浜志まんのボストンクリームパイを紹介します。アメリカボストンの老舗ホテルでパイ皿を使ってスポンジを焼いたのが名前の由来。パイではなくスポンジに生クリームとカスタードクリームをサンドしたケーキです。シンプルゆえに、素材にこだわり、特にスポンジはそれだけでもお茶請けになるほどの美味しさ。たっぷりつまった上質な生クリーム、天然バニラを使ったカスタードクリーム、口に入れると素材のコクがいっぱいに広がり、ふんわり溶けていく‥何度でも食べたくなる、間違いなしのお土産です。皆でワイワイ切り分けていただく楽しさも、お土産の醍醐味かも。
店内。奥の工房で、一つ一つ手作りされたケーキが次々にショーケースへ運ばれます。お店いっぱいに、ケーキの焼き上がる甘い香りが・・・。
ミニボストン。ボストンクリームパイのミニサイズ(¥400)
ミニボストンの次に人気のモンブラン。マロンクリームの中は栗の入った生クリームとカスタード(¥400)
奥様のオススメはサバラン。イーストを使った生地に、ラム酒、メープル、レモンの香りのシロップがじゅわっ。たっぷりの生クリームに、アクセントはマロンの渋皮煮。イタリアの田舎街で全く同じ製法で作っているところがあるそうです。(¥400)
工房を見せていただきました。
この道60年のパティシエ工藤さんと、オーナー市村さんのお兄様が腕を振るわれます。
ボストンクリームパイの飾り付け、一つ一つ竹串を使って、模様が描かれます。
職人技で、あっという間に完成!
パッケージもシンプルでオシャレです。
明るいティールームでは、ケーキセットをどうぞ(¥800)
気軽に持ち歩ける焼き菓子も美味しい!(¥170~)
オーナーの市村さんご夫妻。息の合った接客が素敵です。食べ歩きがご趣味だそうで、横浜地元の味は牛鍋との事。他にお客様がおられなければ、中華街のオススメのお店等聞いてみては?
おしゃれな外観ですが、大正2年(1913年)創業の老舗。
当初は和菓子を作っていて、浜志まんは、元々当時の大ヒット商品 栗の入った最中の名前です。
その後、外国からの交通手段が船から飛行機へと移り変わる中、客船で腕を振るったシェフやパティシエが丘に上がり、横浜に洋食や洋菓子が伝わったそうです。
浜志まんも、横浜の西洋化にならってパティシエを招き、洋菓子の販売をスタート。
以来60年、洋菓子専門となった今も、初代から続く素材や製法へのこだわりはそのままに、時代に合わせて甘さを控えめにする等の進化を続けています。
「お祝い事など幸せの場面には浜志まんのケーキを」と、4世代に渡るお得意様も珍しくない、永く愛されているお店です。