「久佑」 ささやかな謎を解きにランチを食べに行ってみました。
以前紹介した元町の仲通り入り口付近にある「久佑」さん。夜がメインで美味しいおばんざいと日本酒などがいただけるお店なのですが、ここのお昼におススメらしい「穴子ちらしずし」に、私はささやかな謎を持っていました。
この「穴子ちらしずし」、同じ棟の「愛知屋」さん(久佑はお母さんとお兄さんが、愛知屋さんはお父さんと弟さんがやっているのです)にも置いてあるのですが、お昼過ぎにはたくさんあっても、夕方過ぎに行くと、1・2個しか残っていなかったりするのです。
ということは売れている、ということだと思うんですが、値段が900円と結構強気設定。ところが久佑の店内で食べると950円なのです。この50円の差は何?というのが、日頃から気になっていたのです。
(久佑のランチタイムは13:15まで。元町にしては早いラストオーダーですので、ランチを食べに行く方は気をつけてくださいね)
というわけで食べに行ってみました。
「穴子ちらしずし」は久佑のカウンターにも並べられています。ランチでお願いすると、そのうちの一つの蓋をあけ、あたためて刻み海苔をまぶしてだしてくれました。+即席みそ汁(とろろ入り)とお茶がついてきます。
なるほど。これに落ち着いて食べられる空間がプラスされたのが、50円分の差なのですね。すっきりしました。
穴子ちらしずしは繊細な錦糸玉子の上に穴子が星のようにのせられていてきれいです。「海苔散らさない方が良かったですか?」と聞かれたのですが、個人的には海苔があったほうが味の深みが出る気がするので大歓迎。穴子もしっかり味がついていておいしいです。う〜ん。昼でなければお酒の締めに良さそうな味です。
一見して少なく見えた穴子ずしは半分ほど食べると意外にもお腹いっぱい気味に。
正直、最初は陶器とかの器に入って出てくるのかな?と思っていたのが、お弁当入れのまま出てきたので、多少がっかりしたのはあるのだけれど、お腹がいっぱいになってくると
「これ、もしかしてこのまま蓋をして食べられなかった分持ち帰れるからこっちのほうがいいんじゃない?」という気分に。
伺ったところ、やはり、女性や飲んだ後だと全部食べきれない方が多いから、そのまま蓋をして持ち帰ってもらってOKとのこと。なるほど。合理的です。(夏場の持ち帰りは自己責任でおねがいしますね)
ちょっとした集まりがある時や、お天気のいい日に外でお弁当を食べたいとき、元町は元町ならではの「パン」はたくさんあるのに、和風の気のきいた気軽に買えるお弁当がないなぁ。と困っていたのですが、そういうときは「久佑」さんの穴子ちらしずしが活躍してくれそうですよ♪お酒は愛知屋さんで買えるので、急にお花見を思い立った時などに覚えておくと重宝しそうです。
「久佑」さんは、表はちょっとした小料理屋風なのですが、中に入るとTVがいつも流れていて気さくな感じです。カウンター席しかないのと、美味しいお酒が飲めるので、女性も男性も「気になる同僚ともっと親しくなりたい」ときに行くのが個人的におススメのお店です。
程よくきちんとしているのに、リラックス感があって、仕事の悩み相談から恋愛話まで、重くなりすぎずに本音を語れそうな空気が最初の壁を乗り越えるのに協力してくれそうですよ。ちなみに穴子やウナギのような長い魚は恋愛運をあげる食べ物とされているそうです。
久佑
http://www.aichiyaom/
045-662-5004
11:45〜13:15(L.O) 17:30〜22:30
日曜・第3月曜