mirea 街を彩る ヒト・モノ・コトをつなぐ[ミレア]

Gourmet
2021.03.19

『 ポークリエットのタルティーヌ 』 ~ おうち時間の保存食 ~

ものがたりのあるレシピ。 3月 2021

おうち時間がもう少し続きそうなこの春。便利なつくりおきレシピをお届けしましょう。今月はポークリエット。野菜も加えて軽やかに仕上げます。保存食という先人の知恵にあやかって現代の私たちも快適に過ごしたいですね。

『 ポークリエット 』作りやすい量 2時間半

1.豚ばら肉500g(3cm角に10gの塩をすりこむ)・玉ネギのスライス1個・にんにく2片・セロリのスライス10㎝・白ワインと水各150ml・ローリエ1枚を鍋に入れて火にかける。5分したら蓋をして弱火で1時間半ほど煮る。


2.豚ばら肉をボールに取り出しフォークで細かくほぐす①。野菜の1/2をフードプロセッサーにかけて①に加える。よく練り合わせ塩・胡椒で味付けし容器に詰めて冷やす。バゲットに塗りソラマメ・パセリを添えてタルティーヌに。

3月のコラムは “ シャルキュトリーをご存知ですか? ” のものがたり

シャルキュトリーをご存知ですか? 今回ご紹介したリエットなどの食肉加工品を扱うお店をフランスではこう呼びます。ハムにソーセージにサラミ、パテやテリーヌ… まあよくこんなにあるものだわ…と思うほど、その品揃えは豊富です。ハム一つをとっても産地別・部位別の様々な生ハムや、私たちがよく口にするロースハムやモモハム類、微妙の乾燥具合のハムなど、まるで図鑑のような品ぞろえを誇る店も珍しくありません。キッシュやサラダを一緒に扱う店も多く、何を買おうかといつもわくわくしてしまいます。

前回、ジャムのお話でも触れましたが、シャルキュトリーの品揃えを見るたびにヨーロッパの保存食文化の幅広さに感動を覚えます。豚一頭を余すところなく使った数々の品(たとえばブーダンと呼ばれる豚の血のソーセージなども!) から、命をつなぐ大切貴重な蛋白源を決して無駄にせず食さなくてはいけない…という思いがひしひしと伝わってくるように感じるのです。食品ロスが問いただされる時代に大切な考えかもしれませんね。

フランスならどんな街にも必ずあるシャルキュトリー。ご訪仏の際には是非足を踏み入れてみてください。外食に疲れた夜、シャルキュトリーであれこれ選んだごちそうをベッドに広げて(ワインとパンもお忘れなく!) くつろぎながらお部屋ご飯をするひと時も旅の良い時間です。早く国境を越えられる日が来ることを祈りつつ…。

 

那須井綾子
航空会社勤務を経てパリにて料理を習得。
横浜にて料理教室『レ・キュイジニエール』を主催。

検索