クセナキス伝説の傑作「プレイアデス」、音楽+映像インスタレーション展示
「プレイアデス」それは偉大なる作曲家ヤニス・クセナキスが6人の打楽器奏者のために残した大作である。クセナキスは作曲家である以前に、数学者でもあり建築家でもあり、その緻密に計算し尽くされた作品は、難解の域を超えて不可能な難題をいくつも投げかける。しかし、生身の人間の演奏という行為に委ねられ、挑み、その限界を超えた時、その音楽は、宇宙空間へと広がり、星になる。
加藤訓子の意欲的なチャレンジは、4楽章各6パート、計24パート全曲を独奏し、音色、楽器、リズム、空間においてアンサンブルでは正確に合わせることすら困難な作品をオリジナルに限りなく忠実に再現したこれまでに類を見ない新たな「プレイアデス」のリファレンスとして結実させている。SEXTET の加藤訓子が等身大で映し出され、192k /24bitオーディオのスタジオマスターは、圧倒的な情報量で、そこに6人の奏者がライブ演奏して いるかの如くイマーシヴな音場を創り出す。
舞台芸術と現代美術をクロスボーダーに再定義する気鋭の映像作家、須藤崇規と山田晋平が、透過プロジェクションによる映像で独立した奏者がそれぞれのパートを演奏するステージをデザインする。 英国スコットランドの高音質で知られる世界的レーベルLINNから作品をリリースする唯一の日本人アーティスト加藤訓子が2015年グローバルリリースしたアルバム「IX-IANNIS XENAKIS」よりプレイアデス全四楽章を192k/24bit のスタジオマスターで三次元音響として再生する。サウンドデザインは、レコーディングを担当し、アルバムプロデューサーでもある寒河江ゆうじが担当する。
PROJECT IX – PLEIADES
クセナキス「プレイアデス」
音楽+映像インスタレーション展示
[日時]4月27日(火)・28日(水)13:00〜17:00(公演時間約45分)
[会場]KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
[演奏]加藤訓子
[映像]須藤崇規、山田晋平
[サウンドデザイン]寒河江ゆうじ
[定員]各回50名
[料金](開催中何度でもご入場いただけるパス)¥3,000
[チケット販売]
■(2/27) https://teket.jp/314/2567
■(2/28) https://teket.jp/314/2568
[主催]特定非営利活動法人芸術文化ワークス
[問合せ]080-5075-5038 / info@npo-artsworks.org