mirea 街を彩る ヒト・モノ・コトをつなぐ[ミレア]

Gourmet
2021.01.15

横濱屋本舗 清水屋有機ケチャップ

西洋野菜の普及に一役買った
国産トマトケチャップ第1
号を復刻

 

日本で初めてトマトケチャップが製造販売されたのは明治29年(1896年)。子安で西洋野菜を栽培していた清水與助さんが「清水屋トマトケチャップ」を考案し、製造・販売したことが記録に残っています。その歴史を掘り起こし、復刻したのが、横濱屋本舗の丸山和俊さんです。
「雑誌で清水屋トマトケチャップの記事を目にして、興味をひかれたんです。横浜開港資料館の資料をあたってみたところ、当時のラベルは大切に保管されていましたが、肝心のレシピが残っていない。それでも與助さんの孫にあたる方に話を聞くなど検証を重ね、なんとか復刻することができました」
品種改良が進み、材料となるトマトの味は当時とは異なります。そこで、昔のレシピを再現するのではなく、今食べておいしい味を目指したそうです。
「当時は有機栽培が当たり前ですから、オーガニックにはこだわりました。その一方で『日本初のトマトケチャップが横浜で作られたことを伝える』という目的のためには、食べておいしいことも大切ですからね(笑)」

 

スペルミスも含め、当時のデザインを忠実に再現したパッケージには、清水屋トマトケチャップの「物語」が書かれています。レトロ感たっぷりで、横浜土産にもおすすめです。

清水屋ケチャップで仕上げたナポリタンソースは、横浜発祥グルメのコラボレーション。

横浜産のトマトを100%使用したトマトソースも人気です。

丸山さんの前職は大手コーヒーチェーンのコーヒー鑑定士、工場長。仕事でブラジルやドイツ、イタリアなどを訪れた際に本場のトマトソース文化に触れ、魅了されたとか。
「日本でスパゲティといえば“ナポリタン”と“ミートソース”くらいしかなかった時代ですから、本格的なトマトソースの味は衝撃的でした(笑)」
退職後は長野県でトマト栽培とトマトソース製造を手がけ、仕事の合間にトマトに関する情報を収集していたところ“日本初のトマトケチャップ”の記事を発見。好奇心旺盛な性格と行動力から、清水屋トマトケチャップの復刻へと走り出したそうです。

 

 

■横濱屋本舗
横浜をはじめ国産の食材を用いた加工食品を製造販売。
横浜市金沢区鳥浜町1−1 南部市場内


 

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