【表紙裏話】ラフに使えて“今っぽさ”を纏う「ucacoceramics」の器と何の料理を合わせよう?
今号mirea85号の表紙はいかがでしたか?
中面の『いちごとマリアージュ』の特集にあわせて、みずみずしい苺スイーツとともに、とっても可愛らしい器とのコラボレーションでお届けした表紙となります。
今回コラボさせていただいたアーティストは、陶芸家・ucacoceramics(ユカコセラミックス)。葉山に工房をもち、日常の食卓に華を添える器の数々を作陶している今注目の陶芸家の一人です。
今回表紙に使用した器は、柔らかな線を描くタタラ皿(フラットプレート)の縁に金彩をほどこしたシリーズ『Série Habiller』。
エクリュ、グレー、ピンク…
他にあまりないカラーリングに、キラリと光る金の縁取りがアクセント。
ちなみに、グレーよりさらに濃いブラックカラーは、プラチナの縁どり。
カラーに合わせて、掛け合わせる色も変えているのがまたオシャレで、これがプラチナであることでまたシックな表情を魅せています。
このシリーズの多くは、1つずつ手で成型するタタラ作りでできています。
その手作りならではの“いびつさ”が魅力でもあり、手にした時に、ほっこりとする風合いもあります。
そもそも、田中優佳子さんが陶芸を始めたきっかけは何だったのでしょうか?
それは遡ること、2007年のことだそうです。
「普段家で食べている和食に合う市販の小鉢が見当たらず、だったら自分で作ってみようかな♪」と思ったのが、陶芸を始めるきっかけだそう。そして陶芸教室に通いはじめたら、みるみるうちにのめり込んでいった、と田中さん。
長年趣味で続けていた陶芸を本職に「ucacoceramics」として本格的な活動をスタートさせたのは、2018年のイベント出店から。
お話を伺えば、それまでは、アパレルのバイヤーやPRとしてずっと働いてきたそう。その持前のセンスが今の器づくりに存分に活かされているようで、器のデザインにもそうした“ファッション”的エッセンスを感じさせます。
おそらく長年培った田中さんのセンスの良さが器のデザインに自然とミックスされ、「ucacoceramics」へと昇華されているのだな、と。
「カジュアルだけれど、ちょっとしたおめかし感」が印象的。
また、洋食器っぽい雰囲気を漂わせながら、実際に使用してみれば、和食やスイーツなど実に幅広い料理に合わせやすく、日常の料理がワンランクアップして、美味しそうに見えるから不思議です。
「器は料理がのってはじめて完成する」
「だから、料理になじむ、料理を選ばない普遍的な器であることが私の理想です」と田中さん。
田中さん自身も大の料理好きだからこそ、どんな料理にも合わせやすい、普段使いしやすい器を理想として作陶しているそう。
閃きのリソースも日々の暮らしから生まれることが多いそう。
『この料理に合わせるこんな器があったら』が形となり、誰かの食卓を彩っていく。ラフに使えるけれど、程よくトレンドが同居した“今っぽさ”を纏う「ucacoceramics」に、大注目です!
※今回「ucacoceramics」の器にのせた苺のケーキの数々は、緑園都市にある『パティスリー・ラ・ベルデュール』にご協力いただきました!
陶芸家
ucacoceramics
オンラインショップをはじめ、常設販売しているショップなど詳しい詳細は、HPやインスタをご覧ください。
[HP]https://ucacoceramics.com/
[Instagram]ucacoceramics
下記店舗『zuhka』でもお取り扱いがあります。