神奈川近代文学館 スポット展示・収蔵コレクション展19「生誕100年 金達寿展」開催中
(写真/TOP 「対馬から朝鮮半島を望む」 撮影・李進熙)
神奈川近代文学館にて、2020年12月12日(土)~2021年3月14日(日)までスポット展示・収蔵コレクション展19「生誕100年 金達寿展」を開催中。
金達寿(キム,タルス/キムダルス 1920~1997)は在日朝鮮人としての経験を核に、
作品を通して人間とはなにか、どうあるべきかを問い続けた作家でした。
日韓併合下の朝鮮・慶尚南道(キヨンサンナムド)に生まれ、
10歳で日本へと渡った金達寿は貧しい家計を助けながら文学を志し、
戦後「玄海灘」「太白山脈」などを発表、在日朝鮮人作家の先駆けとして活躍します。
また、戦中戦後の約10年間を横須賀に暮らした、神奈川に縁の深い作家でもあります。
後半生では朝鮮と日本の関わりについて古代にさかのぼって追究、
ライフワーク「日本の中の朝鮮文化」に結実させて行きました。
当館では、金達寿資料を2003年(平成15)に受贈し、「金達寿文庫」として保存してきました。
2020年(令和2)が金達寿生誕100年にあたるのを機に、
日本人と朝鮮人の相互理解を希求したその生涯と作品を「金達寿文庫」資料を中心に紹介します。
※同時開催=常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち 第2部 芥川龍之介から中島敦まで」→詳細
スポット展示・収蔵コレクション展19「生誕100年 金達寿展」
[開催期間]2020年12月12日(土)~2021年3月14日(日)
[休館日]月曜日(1月11日は開館)、12月28日(月)~1月4日(月)
[場所]神奈川近代文学館第3展示室
[時間]9:30~17:00(入館は16:30まで)
[料金]一般:¥260(¥160)/20歳未満及び学生:¥160(¥110)/
65歳以上:¥110(¥110)/高校生:¥100(¥100)/中学生以下は無料
*( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方は、
手帳もしくは、ミライロIDの提示で無料(詳しくはお問い合わせください)。
[URL]https://www.kanabun.or.jp/