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Lifestyle
2020.11.20

世代を超えて受け継がれる〝技〟と〝心〟              横浜家具の代表的ブランド

日本の洋家具発祥の地・横浜元町で誕生した「ダニエル」

150年以上続く伝統的なモノづくりの現場を見てきました。

 

開国して日本に来た外国人のために、日本の職人達が西洋の家具を見よう見まねで作ったのが横浜家具の始まり。「残念なことに、戦争や震災で昔あった横浜家具はほとんど残っていません」

そう話すのは、株式会社ダニエルの社長・咲寿義輝さん。

日本の職人と技術を残すために伝統を継承して作られた家具に「ダニエル」というブランドを付け、世の中に発表してきました。

 

1998年に設立された「家具の病院」では、そういった技術をもった熟練職人が和洋メーカー問わず家具の修理を行っています。

布と革の裁断、縫製と張り込み、家具の修理・張り替え。

各専門分野のプロフェッショナルが揃っている横浜工場は、まさに家具の総合病院! ここに預けられた家具は一貫してプロの修理を受けることができます。

 

 

布と革の裁断、縫製と張り込みという作業が行われる、通称「張り屋」。

パーツを一個一個剥がして分解し、新しい生地の型取りをします。

 

修理前のダニエルのオリジナルソファを見せていただきました。

「今はこういうスプリングが入ったソファが少なくて、一枚のウレタンだけのものが多いです。ダニエルの場合はこのスプリング構造だったり、ウレタンの代わりに“ラテックス”という天然ゴムを使っていたり、昔からの素材も含めて今もやっています」

使用されている木材は、堅木(かたぎ)と言い、しっかりとしている材料なので何回も張り替えが可能なのだそう。

 

 

どの工程も全て手作業!使用している器具機材も様々です。

「ダニエルの家具の製作だけなら全て同じ機械でもいいのですが、修理の場合は我々がやっているものと違うステッチの入り方や縫製の仕方があったりするので、その都度どうやって縫われているのかを見ながら、いろいろな種類の製法に対応できるようにしています」

 

 

こちらは、壊れた椅子の修理がされている様子。

現在も、ほとんどのものをネジや釘を使わない“組木”という昔の手法で作っているそうです。

これもまた、世代を超えて100年先まで使い続けていけるモノづくりに欠かせない伝統技術。

 

 

ダニエル家具のパーツは、組木の中でも非常に強度の高い「ホゾ構造」で作られています。

 

 

壊れてしまった金物の交換なども行われていました。

もう製造されていない部品に関しては、新規の部品に合わせて家具の設置部分を加工するそうです。

素晴らしい職人技…!

 

 

 

最近では、気分やライフスタイルに合わせて少しずつ改造していく「カスタムメイド」のオーダーも増えてきているのだとか。

「人の手に渡ったとしても、メンテナンスをして受け継がれ形として残る、ということに重点をおいて、ずっと愛着をもって使えるモノづくりをしていきたい」と、咲寿さんは言います。

 

 

ダニエルでは修理修復も含め、リフォームなど住まいに関するご相談も受付中。

ショールームへは、一生物の家具との出会いを探しに行ってみるのもおすすめです。

 

SPOT INFO

ダニエルインテリアスタジオ・ダニエル元町本店

横浜クラシック家具『ダニエル』のオリジナル家具から、造作、特注家具のほか、英国「アーコール」社、アメリカ「レイジーボーイ」などの直輸入家具や、国内外の家具の修理・補修を行う「家具の病院」を併設。国内外の選りすぐり家具・インテリア商材を紹介。

  • ショップ・スポット名
    ダニエルインテリアスタジオ・ダニエル元町本店
  • 住所
    神奈川県横浜市中区元町3-126
  • 電話
    045-661-1171
  • 営業時間
    10:30~19:00
  • クレジットカード
    可(VISA・MASTER・JCB・AMEX・Diners)
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