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2020.03.19
対策その1:みなとみらい21地区は、液状化を防止した強固な地盤
みなとみらい21地区は災害に強い街と言われています。
それって本当なのでしょうか?
答えは、本当です。液状化や地震を想定した強固な地盤でつくられています。
1964年に起きた新潟地震で多くの人に認知された「液状化」現象ですが、建物が根本からパタンと倒れる光景をニュースなどで見て驚いた人も多かったのではないでしょうか?みなとみらいの街づくりは、初期の段階から、こうした様々な災害を想定して開発が進められてきました。
【ポイント1】
砂の杭を地中につくり、地中の水を短期間で排除して、液状化しにくいサンドドレーン工法を採用したり、地盤にセメントなどの改良剤を混ぜることで強い地盤を築いたのです。
【ポイント2】
また、都市機能を支えるライフラインを地下に埋め込んだことも対策のひとつです。みなとみらいに看板や電柱が地上にありません。美しい景観を維持するだけでなく、災害対策も兼ねています。
看板落下や電柱倒壊で負傷者が出ないよう、道路が遮断されることを防ぐためです。また、都市機能を支える電気やガス、水道などのライフラインを「共同溝」として地下に埋め込んで整備したことも、先を見据えた街づくりの一環でした。
共同溝内には、「地域冷暖房システム」による「地域導管」があります。冷温熱を集中的に製造・管理・供給できるため、災害時の都市生活維持に大いに役立ってくれます。