輪と輪をつなぐアトリエで、真鍮タグプレート作り
今回娘と2人でお邪魔したのは
鎌倉駅から徒歩10分のWATOさん。
鍛金という日本の伝統工芸の1つである工芸技術を用いて、
作品を生み出すアトリエ兼ショップです。
中へ入るとすぐ、作品の数々がずらり。
素敵なものばかり!!
参加させていただいたのは真鍮ネームタグを作るワークショップ。
1人2枚の真鍮プレートを選び、刻印や好きな鎚目(金鎚の模様)を
つけることができるという内容です。
教えて下さるのは小笠原加純さん。
そしてサポートにご主人の里司さん。
まず何種類かあるプレートの中から
2枚選びます。
私は大きい丸形と小さい丸形を、
娘は1枚は丸形を、もう1枚はひし形のプレートをセレクト。
次に金属を打つ練習です。
打つ力によって刻印の濃さや、鎚目の大きさが変わるので何度も練習します。
鎚目をつける金鎚を含め、工具も自作のものが多いとのこと。
壁一面に工具や作品が並び、
店内全体がモノを生み出すよい緊張感もあり、とても惹かれる場所です。
さて、練習の方はとてもスムーズに進み、
打ちたい文字は綺麗に入りました!
練習が終わったらいよいよ本番です!
私は迷いなく打てました!
娘は慎重に、時間は少しかかりましたがひとりで全部できました^ ^
実は親子をターゲットにしたワークショップは今までなく、
今回より準備していただいたプランです。
椅子の高さや使う道具などもこまめにチェックしてくださり、
怪我の無いように、怖がらずに作業できるようにと配慮してくださいました。
娘も普段触ることのない道具や、初めての作業も安心して行うことができたようです。
加純さんは2人の男の子を育てるママという一面もあり、
ママになり変わったことは?という質問をしてみると、
「変わりました。いろんなことが。」
とのこと。
モノを作る仕事はきっとインスピレーションを感じ、今やりたい!って時があって、
その時にできない、やれないってもどかしさは凄くあるんだろうなと思いました。
でも、小笠原さんの場合、子供の目線、子供がいるからこそ
視野が広がったと感じると。
そして、大袈裟な事ではなく日々子供のためにと思うことが増えている
と話してくれました。
ハキハキ、キリッと話す加純さんですが、
「息子にこれいいじゃん!って言われたりすると嬉しい。」
と話してくれた顔はとろけていました^ ^
そして、
「これ、お母さんが作ったんだよって自信を持って言いたい」
と話せる仕事をしてるのがとても素敵です。
「金属はなかなか壊れない。
半永久的で、死ぬまで使えるものだったりする。
だからこそ、丁寧に責任を持って伝えたいし、寄り添うものを作りたい。」
加純さんの話す言葉はとても真っ直ぐで、
根っからのクリエイターなんだなと思いました。
里司さんが、
「ひとつはパパにあげるの?
よろこぶんじゃない?」
と何度も娘に問いかけてくれました。
しかし、娘は、
「んー、あげない。」
と、断固拒否^^;
しかし、ちゃんと
プレゼントしていました!
パパの宝物が増えました!
こんな風にプレゼントにもとてもおすすめです。
男女関係なく喜ばれると思います!
親子でも、夫婦でも、友人とも楽しめる
「ペアで作る真鍮ネームタグ」のワークショップ。
1時間程度の時間で出来ちゃうので、
鎌倉散策と合わせて是非!
(ワークショップへの参加は事前予約が必要です!)
最後になりましたが、「WATO」という名前は
モノづくりを通して、人と人、モノとモノ、人とモノ・・・
いろいろな輪と輪を築き、そこからまた新しいモノづくりを発信していきたい
という思いからつけられた名前だそうです。
今回作ったタグプレートは、時間をかけて、
色味の変化や風合いを育てて、
長く楽しみたいと思います。