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2020.01.17

岩井の胡麻油株式会社『横濱ぶぶあられ』

創業160余年の老舗メーカーが開発した
レトロ感が新しい横浜土産

ヨコハマグッズ001第18期市長賞を受賞した『横濱ぶぶあられ』。缶を開けた瞬間にフワッと香る胡麻油の香りがたまらないのですが、この香りとレトロ感のあるパッケージデザイン、なんだかよく知っている気がする…と思ったら。ハマっ子にお馴染みの「岩井の胡麻油」の新商品でした。

京都ではお茶漬けなどに使われる「ぶぶあられ」。小粒なので食べやく、胡麻油のパンチがきいた「しょうゆ胡麻油味」がクセになります。

「オリンピックに向けて何か作りたいと思っていたところ、神奈川県の『観光みやげ品』に関する新商品開発支援事業を知り、参加しました。様々な方からご指導、ご意見をいただく中で、胡麻油風味のお煎餅を思いついたんです」

製造は美濃屋あられ製造本舗に委託。容器は油の缶をミニチュアにした四角型を探し、既存のドロップ缶を使用することで、コストをかけずに理想の形が完成。

「胡麻油というと中華料理のイメージがあるかもしれませんが、実は天ぷらや煮物など和食に多く使われているんです。『横濱ぶぶあられ』を通して、料理をしない方や若い方、外国の方たちも胡麻油のおいしさを知っていただき、親しんでいただけらたらと思っています」

伝統の技を生かしてじっくり丁寧に搾った「金岩井純正胡麻油」は、定番中の定番。


伝統のラベルデザインを生かしつつ「横浜土産」を意識したデザイン。「YOKOHAMA JAPAN」の文字を強調したところにこだわりが。


開発を担当した営業部の岩井理恵子さん。「次は各地の名産品とコラボレーションしたご当地あられも作ってみたいですね」

【profile】
■岩井の胡麻油株式会社
胡麻油の専門メーカー。1857年千葉県佐倉市にて創業し、1893年に神奈川県横浜市に移転。商品はかながわ屋とヨコハマグッズショップなどの店舗で購入できる。
<本社/工場>
横浜市神奈川区橋本町2-1-26
Tel.045-441-2033


《横濱ぶぶあられ 開発担当 岩井理恵子さんインタビュー》

「横濱ぶぶあられ」開発のきっかけは?

オリンピックに向けて何か作りたいと思っていたところ、神奈川県の「観光みやげ品」に関する新商品開発支援事業の存在を知ったことがきかっけです。新商品の開発は初めてのことでしたし、時間も予算も限られた中での製品化は苦労の連続でした。県の職員さんにご指導をいただき、クラウドの共創プラットフォームでアイディアを寄せてくださった皆さんや当社社員の意見をもとに検討を重ね、「軽い」「常温保存可能」「日持ちするもの」をキーワードに、子どもから大人まで世界中の人に食べてもらえるものを、と考えた結果たどり着いたのが「ぶぶあられ」です。

レトロ調のパッケージがオシャレですね

当社の油の缶をミニチュアにした四角型にしようと思ったのですが、オリジナルで型を作るのはコスト的に難しいので、既存の缶を探しました。小型で四角い缶といえば、思い浮かぶのはドロップ缶。取引先の缶メーカーさんに相談したところ、ドロップ缶を製造している会社をご存知で、快く紹介してくださったのは有り難かったですね。
まずは無地の缶を購入。社員と二人三脚でラベルをデザインし、会社のコピー機で出力し、1枚ずつ手貼りして、プロジェクトの発表会に間に合わせました。幸い、用意した試作品は一瞬で完売。ここでようやく「これはいけるかも」と思いました(笑)。

売れ行きは好調なようですね

実は、発表段階では量産体制まで考えていなかったのですが、ヨコハマグッズ001の市長賞をいただいたこともあり、慌てて体制を整えました(笑)。
海外からのお客さまも含めた「横浜みやげ」として開発したのですが、ちょっとした手土産やお返し用の“プチ・ギフト”としてもご好評をいただいているようです。取扱店も少しずつ増えているので、オリンピックに向けて生産体制の強化を検討しています。

今後、さらに取り組んでみたいことがあればお聞かせください

胡麻油は台所の棚の中にあるので、料理をしない人には馴染みのない調味料かもしれません。まずは『横濱ぶぶあられ』を通じて、料理をしない方や若い方、外国の方たちも胡麻油のおいしさを知って頂き、親しんで頂けたらと思っています。
胡麻油はアフリカが発祥で、クレオパトラが美容用のパックに使っていたそうです。また、インドの伝統的医学“アーユルヴェーダ”では口腔ケアなどにも利用されているので、美容と健康の分野でもっと胡麻油の可能性を広めていきたいですね。

 

※こちらの情報は2020年1月17日取材時の情報になります。

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