カフェのような空間が心地いい♪ 女性も満足な出汁が効いたオリジナルカレーをぜひ
江ノ電に乗って旅をして、そろそろお腹もすいてきたなというころに立ち寄りたいお店。
由比ヶ浜駅から徒歩6分のこのお店は、ウッディな外観が目印です。
店の名は、鎌倉だけど「ZUSHI-CURRY」。北インドカレーをベースにしているけれど「ZUSHI-CURRY」。
なぜなら店主が隣町・逗子出身だから、というププッと微笑ましいこのお店、ショップロゴもとってもキュートです(このロゴ、店主がゴム印で作られたとか♪)
さっそく扉を開けると、まるでカフェのような空間が広がります。
しかしたくさんのスパイスが並ぶ店内はやはりカレー専門店。随時6種類のカレーが味わえると聞き、どれにしようか迷っていると、店主が出してくれたのがこちら。
6種の中から好きなカレーを2つ選ぶことができる「2種盛り」1300円です。
中央によそわれたターメリックライスの両サイドに、たっぷり盛られた別々の味のカレー。手前のエビのクリームカレーは(単品の場合は1200円)、口に入れた瞬間にエビの風味がブワワと広がります! エビの殻も使ってエキスを抽出しているのだそう。さらに貝柱のダシも加わっているので、とても味わい深いのが特徴です。
そして奥のポークジンジャーカレーはというと…これまた全く異なるお味! ジンジャーの風味がピリリとするものの、とてもマイルドな仕上がり。ポークは柔らかく口の中でホロホロととろけていきます。そして何よりのポイントは、大根が入っていること。おでんからインスピレーションを得たというそれは、よく煮込まれていて噛むとジュワッと味が溢れます。食感もおもしろく、クセになる味わいです。添えられた赤キャベツのピクルスは、リンゴ酢で漬けられているので酸っぱすぎず、お口直しにぴったり。
もう一つ、夏にオススメのカレーがこちら。
レモンキーマカレー 1100円です。
ダシをベースにスパイスと野菜などの具の味が楽しめるこのカレーは、レモンの種以外の全てを使っているので、風味豊か。トッピングにもレモンの皮が使われているのでより爽やかなお味です。また具のシャリシャリ感と野菜の甘みがとても楽しい一品。小麦粉を使わずに作られているのでさらっと食べられるのも、夏には嬉しいですよね。
カウンターでカレーを準備するサマが素敵な店主・中村さんに、このクセになる味の秘訣を伺ったところ、なるほど!と納得。秘密はダシにあります。
カレーではめずらしく、鶏ガラや豚の骨でダシをとり、それをベースに使うことで旨味が出るんだとか。ダシの風味を足すことで、カレーの本場・インドと比べ食材の味が薄めな日本の具材でも、よりおいしさを感じられるのだそう。さらに日本のお米にもマッチするのも、ダシを使う理由のひとつ。
もちろん、味の決め手となるスパイスにもこだわりが。すでにパウダー状になったものではなく、自らミルで挽いたスパイスを使用。香りと風味が豊かなのも頷けます。
開店して約半年というのに、時にはカレーがなくなって終了する日もあるのだとか。
色んなカレーを味わえるので、友だちや恋人と一緒にシェアするのも楽しそう♪ 観光ついででだけはなく、カレーを目当てに行ってみたくなるお店です。