苦味好き? それともフルーティー派? 好みで選べる横浜ビール
世界50か国以上のビールを取りそろえ、みなとみらいでは数少ない大型店舗である「世界のビール博物館」。店内は約200席あり、にぎやかな雰囲気は、外国の街角のバルで一杯かたむけているような陽気な気分にしてくれる。
こちらでは「横浜ビール」のラガーとヴァイツェンの2種を取り扱っている。
ラガーはホップをふんだんに使用したさわやかな香りと力強い苦味が特長。口にするとパッションフルーツやマスカットのようなフレッシュな香りが広がる。また、バイツェンは苦味のない白ビールで、バナナのようなフルーティーな香り。こちらは女性に好まれるという。異なる味わいの横浜ビールがそろっているので、好みに応じて選ぶことがてきる。
また、同店で数多く扱っているのは、ドイツ・ベルギー・チェコ・イギリス・・アメリカのビール。店内には、これらの国をイメージしたカウンターも作られ、雰囲気を盛り上げている。
ドイツは500年にわたるビールづくりの歴史を持ち、原料や製法が法制化されているため、味にクセがないそう。日本人の口に合うビールが多いという。
イギリスと言えば、言わずとしれたパブ。イギリスが世界の覇者と言われた大航海時代をイメージし、ビアサーバーは船の舵を模したものを特注。麦芽の風味を大切にしたビールが多く、コクが楽しめる。
ベルギーには2000種以上ビールがあり、それぞれのおいしさを引き立たせるため、グラスの形にもこだわっている。アールデコを生んだ国だけに、ビアカフェも洗練された雰囲気だ。
アメリカは、歴史に縛られないビールづくりをする国。イギリスから伝わったビールの製法を独自に発展させ、いわばクラフトビールの先進国だという。カウンターはダイナー風に。
チェコは金色に輝くピルスナーを生んだ国。名産であるボヘミアングラスに映える美しいビールを……を開発が進み、1842年ピルゼントいう街で誕生。街の名をとってビルスナーと名付けられたのだとか。
「夏と言えばビール!でも、屋外のビアガーデンは暑くて」という方にもオススメしたい世界のビール博物館。何度通っても、新たなビールとの出会いが楽しめそうだ。