お馬さんがいっぱい!横浜の歴史とともにある馬車道をぶらり!
ぶらり、てくてく
お散歩アートクルーズ
☆☆☆vol.3★★★
街まるごとアートをテーマにしたこのコーナー。今回は、青い空が見守ってくれる中、開港当時のモダンな横浜を感じさせる「馬車道」をカメラ片手にぶらり。馬のモチーフがいたるところに飾られ、パブリックアートもたくさん。 さぁ、今回もいろんな発見をさがして歩いてみましょう!
〈馬車道編〉
馬車道はとにかく一直線! それではまず、JR関内駅北口からぶらり、てくてくスタートです。
ここは馬車道広場。馬車道通りは本物のガス灯が設置されていることで知られていますが、さっそく広場の中に発見!(写真右の黒いガス灯) このガス灯は、ロンドンの中心的存在であるトラファルガー広場のガス灯と同じものでイギリスからやってきました。1872年(明治5年)日本最初のガス灯が馬車道にともされたことを記念して、2003年(平成15年)に東京ガスの協力により設置されたそうです。
この広場の植え込みにも注目してみました。ただの植え込みではなく、ちゃんと「馬車道の植え込み」を主張しています。
フットライトが設けられ、そこには馬車道のシンボル、ゴールデン・馬車のモチーフが! このモチーフ、これからたくさん登場します。
いつも思いますが、横浜の街の歩道には、昔懐かしい風景を描いたタイルが施されていて素敵ですよね。今回も馬車、ガス灯をモチーフにしたタイル発見♪
さらにマンホールも面白いので要チェックです!
ここにもゴールデン・馬車!
これは横浜ベイブリッジとカモメですね。
横浜ベイスターズバージョンも!
「近代街路樹発祥の地記念碑」。横浜は西洋文化の玄関口だったことから、“〜〜発祥の地”が多いですよね。馬車道では、美しい景観づくりのため各商店により柳と松の街路樹が植えられたそうです。柳と松…渋いですね!!!!
道の反対側には、「太陽の母子像(アイスクリーム発祥の地)」の記念像が!
そのまま進むと、関内ホールが現れます。
この関内ホールの敷地内にもイギリスからやってきたガス灯があります。英国国会議事堂のガス灯と同じもの。この関内ホール前に設置されているガス灯2基が、日本における最初のガス灯なんだそうです!
関内ホールの壁面レリーフは、横浜開港資料館所蔵の絵葉書を転写したもので、明治末期の馬車道がモチーフになっています。
そして、こっちにも、あっちにも、とにかくお馬さんがいっぱ〜い!
歩道と車道を仕切るポールも、かわいい馬の形に。思わず頭を撫でたくなります。
日本写真の開祖、下岡蓮杖顕彰碑。
こちらには、馬の水飲み場が残っています。もちろん今はお水は入っていませんが。
その馬の水飲み場から道を挟んで向こう側には、「神奈川県立歴史博物館」が存在感を放っています。
明治30年代における代表的な洋風建築。カッコイイですね〜!
その向かい側には
東京藝術大学大学院。ここは、旧富士銀行横浜支店の建築が残っています。
みなとみらい線の馬車道駅のある本町通りをそのまま渡ると、左側には横浜第二合同庁舎。
1926年に再建された横浜生糸検査所の外観を復元した造りになっていて、この建物は1990年(平成2年)に横浜市の歴史的建造物として認定されました!
さらに進むと、、、
ザ・ミナトミライの街並みが出現! ここは、横浜夜景のビュースポットとしても知られる万国橋です。
ここから見る巨大ビル群の夜景は最高ですよ!でも太陽が降り注ぐ昼間も、大きな空がバックに広がって気持ちいいですね。途中、スープカレー屋さんや中華料理屋さんなど飲食店もたくさんあるので、お天気のよい日にお馬さんやイギリスからやってきたガス灯を見つけに、馬車道を歩いてみてください。
今回歩いたルートはこちら!