mirea 街を彩る ヒト・モノ・コトをつなぐ[ミレア]

こんな時代があった 報道写真「昭和8年」

日本の国連脱退、ヒトラーの台頭…。世界大戦の足音は確実に近づいていた。しかし人々はまだ平和が続くと信じていた。著名な古写真収集家石黒敬章氏が入手した報道写真「電通アルバム」(戦前の代表的通信社「日本電報通信社」が配信)には1933(昭和8)年を中心とした時期の世界と日本の現実が写しだされていた。この年、満州事変に対する国際的批判を受けた日本が国際連盟を脱退し、欧州ではヒトラーが政権を奪取したことに示されるように世界は再びの大戦へと大きく舵を切った。一方で、科学技術は大きな進歩を遂げ、人々や街のにぎわいの中にも、生活を楽しみ、未来に希望を託す気分が広がった。昭和8年は現在の天皇陛下誕生の年でもある。しかし、各国間の対立は歯止めを失い第二次世界大戦の暗黒に突き進むことになる。数千万人が犠牲となる戦争の惨禍を食い止めることはできなかったのか。これらの写真は現在に大きな教訓を投げ掛けている。

オススメ!掲載記事

関連記事

  • 今年で生誕120年となる建築家アルヴァ・アアルト展、開催

    開催期間:2018.09.15〜2018.11.25
  • 全国から多彩な力作が一堂に集う「神奈川県美術展」

    開催期間:2018.09.05〜2018.09.30
  • 数ヶ月に一度、横浜に幻のように現れる「赤い部屋」を知ってる?

    開催期間:2018.09.21〜2018.09.22
  • イサム・ノグチと岡本太郎の作品から探る「日本美」とは何か?

    開催期間:2018.10.06〜2019.01.14