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彫刻の森美術館でコレクション展開催中! 彫刻の原点とは?

(TOP画像)本館ギャラリー 2F 展示風景

 

彫刻の森美術館では、10月28日(日)までコレクション展「彫刻ームーアとロッソを中心に」を開催中。「彫刻は野外の芸術である」と語ったヘンリー・ムーア。彫刻の概念や表現の幅を広げたメダルド・ロッソ。20世紀彫刻の要となる二人の作家を中心に所蔵作品23点を紹介します。

 

《ヘンリー・ムーア》コレクション
「…ひとたび野外に出て陽を浴び、雨に打たれ、雲の移りゆきを感ずるときには、彫刻も生活の一部であるということがよくわかる…」
これは、当館の国際公募展「ヘンリー・ムーア大賞展」創設時(1979年)にムーアから寄せられたメッセージです。このムーアの言葉は、そのまま当館の指針にもなってきました。イギリスの彫刻家ヘンリー・ムーア(1898 〜1986)は、「彫刻は野外の芸術である」と語っています。自然の力で作られた形―小石や貝殻、流木、動物の骨、火打石 (フリント・ストーン)を、ムーアは「見つけたオブジェ」とよび、尽きることない創作の源泉としました。ムーアの作品は、「母と子」「横たわる像」「内なるかたちと外なるかたち」の3 つのテーマに分類することができます。その制作方法は、小石や骨などの自然のかたちからアイディアを得て最初に手のひらに乗る小さなマケット(雛型)を作り、風景の中に彫刻を置くことを想定しながら中間サイズの原型へと拡大しました。さらにいくつかの作品が選ばれて、2~5mの野外作品になっています。

《メダルド・ロッソ》コレクション
19 世紀から20 世紀への変わり目に、彫刻の新たな可能性を切り開いたイタリアの彫刻家メダルド・ロッソ(1858 〜1928)。その作品の多くは小型で、手法や素材から未完成にみえるほどです。市井に生きる人々の哀歓を素描のように写しとったロッソの作品は、観るものの視覚や記憶に迫り、強い印象を残します。ロッソの関心は、対象を三次元として捉えるのではなく、光が彫刻に及ぼす効果をそのまま表現することで、現実的な主題から得た瞬間の印象を刻印することにありました。ロッソは、彫刻を見るべき視点を特定し、絵画の明暗法やぼかしの技法を応用するなど、彫刻の概念や表現の枠を広げました。

 

コレクション展「彫刻ームーアとロッソを中心に」
[日時]開催中〜10月28日(日)9:00〜17:00(最終入館16:30)
[会場]彫刻の森美術館 本館ギャラリー
[料金](入館料)一般¥1,600、大学生・高校生¥1,200、中学生・小学生¥800
※「毎週土曜日はファミリー優待日」保護者1名につき小・中学生5名まで無料でご招待です。
[TEL]0460-82-1161

四季折々の雄大な自然が楽しめる箱根。彫刻の森美術館は、その大自然を生かして1969年に開館した、国内ではじめての野外美術館(オープンエアーミュージアム)です。箱根の山々が望める7万㎡の緑豊かな庭園に、近・現代を代表する彫刻家の名作約120点が常設展示されています。お気に入りの作品をじっくり眺めたり散策気分でのんびり歩いたり、思い思いに芸術とふれあうことができます。また、世界有数のコレクション300点余りを順次公開しているピカソ館をはじめ、5つの室内展示場や天然温泉の足湯もあり、心豊かな憩いのひとときを過ごすことができます。

  • ショップ・スポット名
    彫刻の森美術館
  • 住所
    神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
  • 電話
    0460-82-1161
  • 営業時間
    9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで) 年中無休
  • 駐車場
    有(有料)
  • 平均利用額
    【入館料】一般¥1,600、大学生・高校生¥1,200、中学生・小学生¥800 *「毎週土曜日はファミリー優待日」保護者1名につき小・中学生5名まで無料ご招待です。
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