mirea 街を彩る ヒト・モノ・コトをつなぐ[ミレア]

劇団民藝稽古場公演『をさの音』

「どんなことを俺がいっても、口出しをしないでソックリそのまま書くんだよ」。
昭和初頭の農村。戦地から復員した青年緒方次郎は、弟の末吉に手紙の口述筆記を頼みました。ゆっくりと語りつづける次郎。その言葉は、将来を誓い合った恋人の夏子に向けられていたのでした。
・・・・・・トントンハタリ、トントン。遠くで機織りの音がします。
目が見えていた頃には聞こえなかった、それは時の響きでした。
作品世界に近年あらたな注目が集まる日本演劇の巨星、三好十郎。
1942年発表の『をさの音』は、農家の縁側を舞台に、ある青年と周囲の人びととの心の音色がみずみずしく描かれていきます。

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