mirea 街を彩る ヒト・モノ・コトをつなぐ[ミレア]

体を動かす楽しさを子どもたちに伝えたい!村田綾子さん

運動神経は遺伝じゃない!
まずは体を動かす環境を


「たまプラーザ」駅から徒歩5分ほどの住宅街にある「Smily House」は、ママとベビー・キッズのためのサロンだ。主宰する村田綾子さんは大学時代、スポーツ家庭教師のアルバイトを機に、「教える」活動に興味を持ち始めたそう。卒業後は、ダンサー・シンガーとしてミュージカルなどに出演する傍ら、子どもたちにダンスやチアを教える活動を続けてきた。その村田さんに転機がやってきたのは3年前。周囲の勧めもあって、拠点となる施設を持つことになったのだ。「レッスンだけでなく、ママたちが気兼ねなくおしゃべりできる場を作りたいという思いが叶いました。このサロンが、人の輪を広げる存在になったらうれしいです」。
「運動神経は遺伝ではなく環境です」と言う村田さんは、ママがベビーを抱っこして体を動かす「ベビーダンス」や、体幹を鍛える動きを取り入れた「ベビーチア」など、さまざまなクラスを実施。子どもに体を動かす楽しさを教えたい、というパパママの強い味方になっている。

【Smily House内の様子】

【村田綾子さんインタビュー】

まず、スポーツとの関わりからお伺いしたいのですが、子どものころからスポーツはお好きでしたか。
「はい、学校でも得意なほうでした。なかでもダンスがすごく好きで、ダンス部に入ったり、先生に習ったりしていました。あと、自宅が多摩川に近かったので、土手を弟・妹と走り回っていました」

ご家族みなさん、スポーツ好きだったんですか?
「いえいえ、そういうわけでもないのですが、母は幼稚園の先生でしたので、子どもたちを遊ばせることが上手だったんだと思います。兄弟そろって運動させてもらう機会はたびたびありましたね。また舞台などもよく見に連れて行ってもらい、大好きになっていました」

そうでしたか。高校まで聖心女子学院で学ばれて、大学は日本女子体育大学に進学されたそうですが、大きな方向転換だったのではないでしょうか。
「実はその前に宝塚受験というのがありまして(笑)。受験するには本格的にダンスも歌もレッスンしないといけないということで、そういった教室に通わせていただきました。ただ、芸事の道に行くというのは母は反対していまして、「大学には行ってほしい」と言われていました。
それで宝塚は一応受験したのですが、レッスンしているうちにいろいろな事情がわかってきまして……。スターになれる人は一握りですし、退団したあと将来どうするんだろうと。それよりはミュージカル俳優を目指したほうが仕事として続けていけるかなという思いが芽生えてきたんですね」

なるほど。それで体育大学に進学ということになったんですね。受験にあたって、家族の反応はいかがでしたか?
「宝塚というワンクッションがありましたので(笑)、大きな反対はなく「教員免許をとって、手に職をつけられたらいいね」と応援してくれました。母が幼稚園教諭として手に職を持っていたことも大きいかもしれません」

教員免許というお話も出ましたが、先生になりたいという気持ちはお持ちだったのでしょうか?
「全然なかったんです。母が自宅で小さな子どものための教室をやったりしていたのですが、思春期の私はそれがイヤだったんですね。当時の気持ちをうまく言葉で表現することはできないのですが……。先生になるというよりは、演技や表現する側にいたいと思っていました」

在学中もいろいろな舞台に出演なさったそうですね。
「はい。ディズニーランドのダンサーなど、大学の先生の紹介で出演させていただいたりしました。あとは卒業してからはピューロランドに出演したり、テレビの仕事をしたりしていました」

【舞台出演時のワンカット】

バックダンサー的なお仕事ですか
「それもありますし、筋肉パーツのモデルとしてテレビ出演したりしていました。番組で時々「こういうエクササイズをすると、この部分が引き締まりますよ」と紹介するコーナーがありますよね。そういったところで、二の腕の引き締まったところや、腹筋の割れた部分をお見せするモデルですね。実際にそのエクササイズを指導するお仕事などもしていました」

「指導」という部分では、少し今のお仕事とつながりが出てくるのでしょうか。
「教える経験ということですと、大学生の時にスポーツ家庭教師のアルバイトを募集していまして、「なんだろう、これは」と思ったんですね。母に相談すると、「あなたのお友達で小学1年生の時にドッジボールを習っている方がいたわよ。そういうお仕事があるんじゃない?やってみたら?」と言われまして。
それで初めて担当した生徒さんが自閉症だったんですが、私、当時は自閉症というものを全然知らなかったんです。とにかくレッスンしなきゃという思いだったんですが、初めての回は走り回る生徒さんを追いかけるだけで終わってしまいました。でも、生徒さんのお母様は、私にもう一度チャンスをくださったんですね。それで自閉症のことを自分なりに調べまして、レッスンしてみたら、生徒さんに少し伝わる部分があって、回数を重ねるごとに少しずつ上達してきたんです。私自身、幼いころから学校生活で「弱い人に手を貸す」という教えを受けていたこともあって、障害を持つ子どもに教えるのは使命かなとも思い、ミュージカル出演などの合間を縫ってスポーツ家庭教師の仕事も続けていました」

その後、「Smily House」開設までの経緯を教えていただけますでしょうか。
「はい。結婚して5年ほどはミュージカルに出演したり、子どもたちにチアダンスを指導したりしていました。そうこうするうちにチアダンスの生徒さんが増えてきましたので、こちらに本腰をいれようと。ミュージカルは、30歳を前に1年間本気でやる時期を作って、自分なりに納得したところでやめて、チアダンスの指導を本格的にやることにしたんです。
また、私に子どもが生まれたこともありまして、小さいお子さんをメインにできるものをやりたいなと。それで始めたのがベビーダンスというお母さんが赤ちゃんを抱っこしてできるダンスなんですね。また、周りのママ友から「子どもと一緒にできる運動を教えてほしい」という声もありまして、ベビーチアのレッスンもスタートしました」

ベビーダンス・ベビーチア・チアダンスの指導と、スポーツ家庭教師を続けていらしたと。
「そうです。そうしましたら、主人の父が「もう少し形にしたらどうだ」と声をかけてくれたんです。3年ほど前に中学校でダンスが必修化されたこともあって、「ダンスの指導に力を入れるのにいい時期だと思うから、教室を法人化したほうがいいんじゃないか。応援するよ」と。迷う気持ちもあったんですが、とりあえずやってみようと「Smily House」をオープンしたんです」

それで、このスタジオが完成したんですね。ちなみに、この施設ができる前はどこでレッスンされていたんですか?
「レッスンの都度、レンタルスタジオを借りていたんですが、時間に限りがあるので、お母さん方とゆっくり話ができず残念に思っていました。都内ではママと子どものためのスペースがあるのに、横浜のほうでは見かけることがなく、「こんなに子どもがたくさんいるのに!だったら、私が作ろう!」という思いもありました」

タイミングがそろった感じですね。
「本当にありがたいですね。私は人に恵まれていて、アドバイスをもらえる人に出会えたことに感謝しています」

今、教室でやっているレッスンを教えていただけますか。
「子ども向けには、ベビーダンス・ベビーチア・キッズチア・幼児体操のクラスを開いています。ベビーダンスは、手遊びやベビーマッサージなどをした後、お母さんが赤ちゃんをだっこしてリズムをとりながら体を動かし、赤ちゃんがそのリズムを体感するというものです。
またベビーチアですが、「チア」という言葉には「チアダンスのチア」と「応援する」という意味の2つを込めています。以前キッズチアを教えていた時、「もう少し早く始めていれば、もっと上達にしたのに」と思う子どもたちがいたんですね。今は体幹が弱い子が多いので、小さいうちから筋肉を鍛えていれば、もっと上手になれたのにと。それでベビーチアを始めたのですが、内容はハイハイやずりばいなど基礎的な運動です。体だけでできることを集中的にやり、運動につながる体の使い方を覚えます。まずは運動に慣れ、どういうふうに体を動かせばいいかがわかれば、どのスポーツを始めてもある程度は上達しますので」

なるほど。運動が得意でない人は「運動神経がニブイ」のではなく、体の動かし方が分かっていないと。
「そうです。お父さん・お母さんが運動を好きでないと、運動をやらない子になっていくことが多いですね。結果として、できない子になっていくと。でも運動神経は遺伝じゃなくて環境なんです。だから、「3歳までの間に体を動かす環境を整えてあげて」といつもお母さん方にはお伝えしています」

たくさんの子どもたちが「スポーツは楽しい」と思ってくれたらいいですね。では、最後にこれからの目標といいますか、夢を教えてください。
「Smily Houseをだれもが気軽に立ち寄れる場所にしたいです。子育てで困ったらここに来る、というような場所になれたらいいですね。ママも子どもたちも、どんどんお友達を作ってもらえるような場所になれたらいいなと思っています」

【村田さんが教える♪子どもと簡単にできる遊びはこちら!】

〜ベビー&キッズ・ママのための新しいサロン〜Smiley House

「子どもに体を動かす楽しみを教えたい」、「親子一緒にレッスンに参加したい」、「子育ての息抜きができる場所がほしい」というママパパのために、2010年8月にオープンした「Smiley House」。代表であり、インストラクターも務める村田綾子さんは、大学でダンスを専門的に学び、子どもたちへの指導経験も豊富。ベビーダンスやベビーチアなど、親子そろって笑顔になれるレッスンを提案しています。

  • ショップ・スポット名
    〜ベビー&キッズ・ママのための新しいサロン〜Smiley House
  • 住所
    横浜市青葉区美しが丘5-6-1
  • 電話
    045-909-0081
  • 営業時間
    平日10:00〜17:00

マップ

関連記事

  • 横浜で獲れた旬の野菜いっぱい!宅配もOK!「濱の八百屋」

  • 本場タイで学んだカービングの技術を伝授!海老原記志江さん

  • 何、なに!?大人の部活動が始まる!?

  • 小春日和の散歩道