mirea 街を彩る ヒト・モノ・コトをつなぐ[ミレア]

エルメス、ヴィトン、シャネル…リユースブランドの裏側!

【Interview 株式会社アールケイエンタープライズ 代表取締役 原幸雄さん】
ロデオドライブ×ミレア スペシャルコンテンツ
本誌では伝えきれなかったインタビュー・ロングバージョンをお届け!

横浜・元町に本店を構えるリユース・ブランドショップ「ロデオドライブ」。ブランド品を通じ、人から人へ大切な思いをつないでいく…その舞台裏をご紹介するシリーズ第1弾として、同ショップを運営する(株)アールケイエンタープライズの代表、原幸雄さんにお話をお聞きしました!

——まずはじめに、「ロデオドライブ」を立ち上げたきっかけは?
原 「ロデオドライブ」は今から25年前の1989年に創業しました。当時はまさにバブル絶頂期で、それはその後5〜6年続くのですが、当時は海外ブランド品において海外と日本との価格差がたいへん問題になっている時代だったんです。そこで、日本には真正品であれば海外ブランド品を平行輸入することに法的な規制がないというところに着目し、「そんなに価格差があるのなら、海外から平行輸入して商品をご提供したらいいじゃないか」と始めたのがきっかけなんです。
——バブル期の海外ブランド人気は凄かったようですね。
原 バブル時代の日本をあまりよく言わない方もいらっしゃいますが、よい部分もあったと思います。例えば、一般の人たちが実際に「良いもの」を身につけ始めた時代。もちろん当時から「ブランド品だからというだけで買うなんておかしい」と言う方も多かったですし、私もそれを間違いとは思いません。でも、私はブランド品として刻印が打たれたものは、長く使い続けてこそ分かる価値があると思っています。使ってみてはじめて分かる「本物」という価値。
——確かに使ったことがない人は、その本物の良さを知らないわけですから、「高いから良いってものじゃないでしょ?」と批判しがちですよね。
原 そうなんです。大事なのは、高いものを持つことではない。そのものを所有するということが自分の生活とバランスがとれているか、これはとても大事なことだと思います。でもね、私もそうでしたが、おそらくその頃の多くの方々は背伸びしてブランド品を買うんですよね。車にしても、時計にしても、バッグにしても。お給料を貯めて頑張って買うんですから、多少実際の生活とバランスがとれていないこともあります。ただ、そこで大事なのは、買った以上そのものにふさわしい人間になりたいとか、いつかバランスのとれた生活をするんだとか、自分の中で未来を描くこと。「まだ未熟だけれど…、無理して手に入れたけれど…、いつか必ず見合う自分になってやる!」ってね。だからどんなきっかけであっても、所有してみて、使用してみて、そのものの良さが分かるようになるのは素敵なことだと思うんです。今の時代は、ファストファッションなどが主流で、その頃と価値観は変わってきていますけれど…憧れを持ち、背伸びし、それに見合う自分になりたいと目標を持って生きることって決して格好悪くないですよね。

——ところで「ロデオドライブ」で取り扱っている商品はリユース(中古品)が中心なんですよね?
原 はい。創業当時は新品のみを扱う店としてスタートしたのですが、父親が経営する質業で培った「真贋力」を活かし1997年に中古品に特化した店として方向転換しました。今は取り扱い商品の約90%が中古品になります。
——そして、舶来品のみの取り扱いとか。その理由は?
原 横浜・元町に1号店をオープンさせたことにもつながりますが、開港の地・横浜は、海を渡り異国文化が最初に日本に入ってきた場所。この街で育まれた異国文化を受け継いでいきたい思いもあり、舶来ものにこだわり続けています。
——それもあって、1号店を横浜・元町に?
原 そうですね。私自身が横浜に生まれ育った者であることも大きいと思います。お祝いごとなどで両親が食事に連れて行ってくれるとなると元町でしたからね。子どもの頃から外国人の方が街を行き来しているのを見ていましたし、この街の異国的な雰囲気が好きなんです。

——「ロデオドライブ」の商品売買に対するこだわりは?
原 まず何よりも、商品のクオリティを大切にしています。当店にお持ちいただいた商品は、同じ種類のものでも100個あったら100個ともコンディションが違うんですね。それを徹底的に鑑定し、お持ちいただいたお客様お一人お一人に対して正直にご説明しています。例えば、腕時計をお持ちいただいたとしたら「お客様の時計はココとココが外れていて、このようになってしまっています。だからこのお値段でのお買い取りとなります」と。かなり些細なことでも、気づいた点は全て正直に。それが、お客様に継続して利用していただくための「信頼」につながると信じていますので。
——「ロデオドライブ」では、お客様が売りにきた商品は全て買い取ってくれるんですよね?
原 はい。もちろん「偽物を除いて」ですが、お持ちいただいたものは全てお買い取りいたします。でも実際は、その内の1/3程しか当社基準のクオリティに当てはまる商品がないため、残り2/3は店頭で販売することはありません。また、購入後に「保証期間が切れますよ」という案内を2ヶ月前にお出しするサービスも行っています。
——それはとても親切ですね。期間中なら無償で修理することも多くなっちゃいませんか?
原 そうですね(笑)。 無償というのは、修理内容にもよりますけれど。でもせっかくご購入いただいたものですから大切に長く使っていただきたい。商売より、その気持ちの方が勝ってしまうんです(笑)。「最近時計の調子が悪いなぁ、いつか直しに行かなくちゃ…」と思いながら使っていた最中に保証期間が切れちゃったって気づいたらショックでしょう?
——そうですね。そのお知らせサービス、ありがたいです!
原 価値ある商品を人から人へつないでいく仲立ちをさせていただいている以上、大切に長く使っていただくための協力は惜しまずにしていきたいと思っています。

——真贋力についてお聞きしたいのですが、「ロデオドライブ」にはその専門家がいらっしゃるのですか?
原 ショップスタッフはもちろん、当社営業部のメンバーはみんな目利きですよ!集まってきた商品を、改造も含めて本物か偽物かどうか見極め、さらに相場で値段をつけ、そこには時代のトレンドなども踏まえて反映させていかなければなりませんからね。
——真贋力を身につけるって大変そうです…。
原 時には失敗することもありますよ。間違って偽物を買ってしまったり…。実際100万円近くロスしたこともあります。でも、それに気づいた時はスタッフ全員で商品をバラバラにして検証していきます。その時は仕方ないですから、真贋について実践で勉強できたという風に考えるようにしているんです。
——今後ロデオドライブが挑戦してみたいことはありますか?
原 今は時代性を意識した現行品を中心に扱っておりますが、例えば最初にお話したバブル期に流行った、ボディコンを着ていた女性がじゃらじゃら身につけていたチェーンベルトとか、ブレスレットとか、そういった古いものをアンティークとして揃えていくのも面白いなぁと考えています。当店の支店があるアメリカ・ロサンゼルスの動きなどを見ていると、ファッション界にも確実にその波は来ていますからね。シャネルのロゴマークがドーンと中央にセットされたようなベルトとかね(笑)。今見ると、また格好いいんですよ、それが。
——結構、クローゼットに眠っていそうですよね?
原 流行は繰り返されると言いますからね。ぜひやってみたいですね。

——さて、商品の売買を通じて、色々なお客様との交流があると思います。原代表ご自身、お客様とのエピソードなどはありますか?
原 当店は、さまざまなお客様にご利用いただいています。お客様とのエピソードというと…真っ先に思い浮かべるのはある磁器コレクターのお客様のこと。ご主人がドイツの高級磁器ブランド〈マイセン〉の美術品コレクターで、長い時間をかけ収集されていたんですね。でもある日、奥様がご病気になられて、当社にご相談があったんです。これからは、奥様のために旅行に出掛けたり、ご自宅を改装していきたいと。今まで以上にお二人で過ごす時間を大切にしたい、そこで〈マイセン〉の一品一品を「売る」という決断をされたようでした。私どもは、その美術品一つひとつに込められたご主人の思いを大切にしながら、価値を見極めお買い取りさせていただきました。ものの価値をお金に替え、今のご自分たちにとっていちばん価値あるものに替えていく…そしてその価値を理解し、ほしい・使いたいと思う方へ届けるための仲介をする。そういったお手伝いをできるのが嬉しいんです。

——お客様一人一人が自分にとっての価値あるものに出会える、そのお手伝いをされているのですね。
原 以前、また別のお客様でしたけれど「自分が使わなくなり箪笥の肥やしになっていたものが、また店頭に飾られて、どなたかの目に触れ、買って使っていただけるのはとてもうれしい」とおっしゃった方がいらっしゃいました。「なるほど!そういう風に考えてくださる方もいらっしゃるんだ!」と逆に私が教えられたことを覚えています。それまでも「当店はリユースにこだわり…」などと言って仕事をしていましたが、その時、「これが本当のリユースの原点なんだ!」って気づかせていただきましたね。

——ちなみに、原代表が今日着けられている腕時計は新品ですか?リユースですか?
原 時計はほぼ店で購入するので、これも中古ですよ。「A.ランゲ&ゾーネ」というドイツの時計ですが、裏の機械が全部見えるようになっていて。ルーペで覗きながら「一生懸命動いているなぁ」なんてものづくりのこだわりを感じると涙が出てきちゃいます(笑)。代々受け継がれるクラフトマンシップや確かな技術、絶対的なクオリティ、それらを感じられるのがブランドものが持つ魅力であり、価値なんですよね。これをじーっと眺めながら飲むお酒がまた格別に美味しいんです。

——特に男性はそういう愉しみを持つ人が多いですよね。では、最後になりますが、ミレア読者にメッセージをお願いします!
原 「価値あるもの」には一つひとつ「物語」があります。それを買った人の物語、使っていた人の物語、そして作っている人たちの物語。そういった価値あるものを、大切に長く使っていただくためのお手伝いをさせていただくのが私たちの役目です。「あのバッグ、最近使っていないな…」、「そろそろあのブランドの腕時計を身に着けてみたいな…」そんな風に思ったら、まずは気軽な気持ちでお店に足を運んでみてください。
——ありがとうございました。

PROFILE
原幸雄/はら・ゆきお
1956年、横浜市生まれ。株式会社アールケイエンタープライズ代表取締役。偽造品対策で設立された一般社団法人全国質店ブランド品協会(ATF)理事長。

おかげさまで、創業60周年
ロデオドライブ全店
WinterSALE開幕!

ロデオドライブ全店にて、待望のウィンターセールがスタート。ロレックス、カルティエ、オメガの時計、エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネルのバッグなど各店選りすぐりのアイテムが特別価格に! 大切な人のクリスマスプレゼントや記念日のお祝い、自分へのご褒美に、CHECK!CHECK!
日時:2014年11月22日(土)〜12月31日(水)

ロデオドライブ元町本店
横浜市中区元町4-169
TEL:045-662-6126
年中無休11:00〜19:30(土日祝10:30〜19:30)

ロデオドライブ元町本店

横浜・元町に本店を構えるリユース・ブランドショップ。エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネル、グッチのバッグや、ロレックス、カルティエの腕時計など高い真贋力で選び抜かれた中古品のみ店頭に並ぶ。しっかりとケアを受けた海外ブランド商品を、お得な価格で購入できるのはうれしい。

  • ショップ・スポット名
    ロデオドライブ元町本店
  • 住所
    横浜市中区元町4-169
  • 電話
    045-662-6126
  • 営業時間
    年中無休11:00〜19:30(土日祝10:30〜19:30)

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