mirea 街を彩る ヒト・モノ・コトをつなぐ[ミレア]

横浜山手・くねくね曲がる谷戸坂の途中にあるちいさなギャラリー

横浜のアートな空間に、mirea編集部が潜入!
YOKOHAMA ART SPOT FILE – No.14

 

坂道の途中で、ふと立ち寄りたくなる静かで居心地のいい空間
Art Gallery 山手

 

港の見える丘公園や異国情緒あふれる洋館などが立ち並ぶ、横浜・山手の丘へと続く谷戸坂。多くの観光客で賑わう街の喧騒から少し離れ、静かでゆるやかな時間が流れるその場所に、坂道を見渡せるよう窓が設けられたギャラリー「Art Gallery 山手」があります。かつて外国人向けのウィークリーマンションだった建物をリノベーションした一室を利用しているそう。


取材日はちょうど「金工木工二人展」が開催されていました。

 

ギャラリーの入り口へと向かう階段で、この界隈に住むノラちゃん(通称:鈴木さん)のかわいいお迎えを受けて。(すぐ逃げちゃいましたけど…グッドタイミングでした!)

 

ギャラリー内に一歩足を踏み入れると、訪れた人をどこかほっとさせてくれる広すぎず、こじんまりとした白の空間。

 

坂道に面した大きな窓からはやわらかな自然光が差し込み、そこに展示された作品一つひとつに息を吹き込みます。まるで作家さんの部屋に招かれたよう。


窓の外には緑も見えるので、天気のよい日は特に気持ちいい!

 

さてここで、取材時に開催されていた「金工木工二人展」の作家さんお二人に、こちらのギャラリーの魅力をお聞きしました! 金工・木工にそれぞれ取り組む現役大学院生のお二人。「いつか関東で二人の作品を一緒に展示する機会を作りたいね」と以前から話していたそうで、今回夏休みを利用してついにその二人展が実現しました。おめでとうございます!!

「Art Gallery 山手さんは、今回初めて利用させていただいたのですが、とても素敵な立地ですよね。立体物も映える空間なので、作品も展示しやすくたいへんうれしく思っています」とお話ししてくださったのは、金工作家の但馬敦(たじま・あつし)さん(写真右)。また、木工作家の轟颯馬(とどろき・そうま)さんも「二人とも作るものが全然ちがう。素材から何から違いますが、この白を基調とした空間だからこそうまくまとめることができたと思います」と満足の声。

 


但馬敦


轟颯馬

 

こちらのギャラリーは、彫刻、絵画、写真、器、織物などなどカテゴリーを問わず、さまざまな作品を展示されているのだそう。利用される作家さんも老若男女問わず、80歳過ぎの方から今回のように大学生の方まで年齢幅も広いという。オーナーであり、ギャラリストの古市香代子(ふるいち・かよこ)さんにお話しを伺いました。

「この谷戸坂をのぼると、神奈川県立近代文学館をはじめとした文化施設、さらに、外国人墓地や山手西洋館などの観光スポットが数多くあります。いろいろなところにギャラリーのDMなどを置かせていただいているので、それぞれを楽しまれた後に『こちらにもギャラリーがあったんですね』と、ふらっと立ち寄ってくださる方も多いんです。当ギャラリーは、ご利用いただいている作家さんたちの年齢の幅も広いですが、今回のように若い作家さんたちの育成にも努め、少しでもお力になれればと考えております。ぜひ皆様にも、ふらりと足を運んでいただければと思います」

 

ギャラリーの窓から下り坂の方を眺めれば、横浜マリンタワーも見えます。横浜の素敵な景色に囲まれた「Art Gallery 山手」。みんなの憧れの地、横浜山手を散策する際には、ぜひ坂の途中にあるちいさなギャラリーに立ち寄ってみてください。

Art Gallery 山手

Art Gallery 山手は、 「貸し画廊」と「企画展」を主軸とし、絵画、写真、書道・陶芸・他手工芸品など、ジャンルにとらわれずに、アーティストの方々、また地域の皆さまとともに…さまざまなアートの発信の場所。眺望の美しい「港の見える丘公園」に向かう谷戸坂の途中にあり、窓からは横浜の象徴マリンタワー、春になると、桜並木、夏は花火、秋は紅葉と四季折々の景色も楽しめます。目の前にはフランス山の樹々、坂の上には洋館が建ち並ぶ異国情緒に囲まれた素敵なところにあります。坂を下りると、元町商店街、更に進むと中華街も。

  • ショップ・スポット名
    Art Gallery 山手
  • 住所
    横浜市中区山手町100 サンセット山手101
  • 電話
    045-628-0267
  • 営業時間
    11:00〜19:00 ※展覧会内容によって時間は異なります。

マップ

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