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似合う色で5歳若返るワザ、教えます!カラー講師市村知絵さん

「似合う色」を知ることで、
内面から自信が湧いてくる。

洋服やコスメを買う時に、自分に一番似合う色が分からず悩んでしまう……という人は世の中少なくないだろう。カラー講師の市村知絵さんはそんな悩みにズバリ答え、「似合う色は人を5歳若く見せてくれます」と断言する頼もしい存在だ。
市村さんが所属するNPO法人色彩生涯教育協会(CLE)では、色を涼しげなブルーベース・温かみのあるイエローベースに二分。どちらに当てはまるかをまず見極める。「誰にでも必ず似合う色があります。もしイエローベースと診断された方が、ブルーベースの洋服やメイクにトライしたい時は、似合わせる方法もアドバイスしています」。
CLE認定校の校長として、カラー診断をしたり、生徒たちへのレッスンを行ったりと多忙な日々を送る市村さん。「色を学び、『自分で考えて、自分で選ぶこと』を繰り返すうちに、自分に自信が出てきて、内面的にも強くなっていく方が多いと感じます。そういう生徒さんが輝いている姿を見るのは私の喜びでもあります」。


市村さんのスクールでは実際に多くの色を見て、知識を深めていく。企業からの研修の依頼も多く、ビジネスにおける色の活かし方もアドバイスしている


レッスンで使用する教材の一部。市村さんは「カラーを学んで職業にしたい」という方に向けたプロコースも開講している


首もとにあてる診断用ドレープ(布)は、こんなにたくさん!「一番似合うピンクを見つける講座」など1日講座も毎月のように開かれている

【市村知絵さんインタビュー】
まず、カラーを学びはじめたきっかけを教えてください。
「夫の仕事の都合で、中国で約16年暮らしていました。最初は北京、そのあと上海に移ったのですが、上海で人気の習い事がカラーでした。なかでも『フィルカラースクール』というところが大変な人気で、私も通ってみたいなと思ったのがきっかけです。もともとは『自分の似合う色が分かればいいな』というぐらいの思いでしたが、初級コースから勉強してみたら楽しくてやめられなくなり、似合う色がわかるとこんなに便利なんだと実感しました。その後、中級コースに進み、プロコースに進み、講師資格をとり、色彩検定をとり……と進んでいき、上海でカラー講師になりました」

そもそもはご自分のためだったんですね。
「それがプロコースを目指す時に、「人のため」に変わったんですね。
少し色のお話をしますと、世の中の色はイエローベースとブルーベースに分かれています。陽の光も、朝から午前中は青っぽいブルーベース、夕焼けなどはイエローベースです。これは自然界にも当てはまって、お花にしても、深紅のバラは葉っぱも青みがかった緑、チューリップのような朱赤系の花は葉っぱも黄緑っぽい緑なんです。
人ももちろん同じで、ブルーベース・イエローベースに分かれます。私はもともと中山美穂さんに憧れていたのですが、美穂さんはブルーベースでショッキングピンクやローズ系の口紅が似合うタイプ。逆に私は、茶髪が似合うイエローベースなので、ローズ系の口紅をつけると唇が紫色に見えて、プールからあがったような顔色になってしまうんですね。色を学ぶことで、私は美穂さんに似合う「エレガント・クール」な色でなく、「キュート・元気」な色が似合うのだと分かりました。
自分に似合うものがわかると、住まいもコーディネートしやすいですし、買い物もしやすくなります。お化粧品もリップやチークが選びやすいですよね。自分にコンプレックスがあると、「何を着ればいいか分からない」とか、「カラーバリエーションがたくさんあってどれを選んだらいいかわからない」となりがちだと思いますが、自分に似合う色がわかるとそういった悩みが解決していきます。
そうこうしていくうちに、自分の中の芯のようなものができて、次第に考え方がブレなくなっていきます。色を知ることで内面も強くなっていく、という感じでしょうか」

「ブレなくなる」というのは色を選ぶ時にスパッと決められる、ということでしょうか?
「両方です。例えばエステでキレイにしてもらうのは他力本願な面がありますよね。でも、色を学んで自分自身の意思で、化粧品を選ぶ、服や靴を選ぶ、また髪の色を選ぶ……ということは自分のチョイスです。それを繰り返していくことで、自分の芯がブレなくなっていくのだと思います。美容院でも、美容師さんに勧められて、なんとなく茶髪にするのではなく、「私には茶髪が似合うんだ」と意思を持って決めるということですね。「自分で考えて、自分で選ぶこと」を繰り返していくうちに、メンタルが強くなっていくと感じています。もともとはご自分にコンプレックスがある方も多いのですが、買い物・コーディネートすべて「自分で決めて選ぶ」ことを繰り返しているうちに変わっていきます」

自分の外見に自信を持つことで、ブレなくなるのかもしれませんね。
「その体験はとても貴重です。色を教えるだけでなく、私たちにはカウンセラーのような役割もありますね。はじめは伏し目がちだった方がプロになると芸能人のようなオーラを放っていたり(笑)。その変化をみるのが喜びでもあります」

自分に自信を持つと変わるものなんですね。
「明るくなって、おしゃべり上手になる方も多いですね」

また女性の場合、年齢を重ねてくると似合う色が変わる印象もあります。
「年齢があがると似合う色が変わるわけでなく、お肌が変わるんです。赤ちゃんのころはシミもシワもないみずみずしいお肌ですが、30歳を過ぎるころから変化が出始めますよね。私たちカラー診断の時に何を見ているかというと、診断用のドレープ(布)を首もとにあてて、太陽の光がお顔に当たった時に調和しているかどうかを見ているんです。調和していると、似合う色はレフ板のようにお肌を明るく見せてくれて、髪も肌もすべてキレイに見えますし、若々しくなるんですね。反対に不調和を起こしていると、顔が真っ赤に見えたり青黒く見えたりして、老けた印象になってしまいます。
若いころはシミもシワもないから何でも似合うのですが、30歳を過ぎるとトラブルが出てきますので、似合う色を変わるように感じるんですね」

すごく単純な質問かもしれませんが、例えば夏、日焼けして肌が黒くなった場合は似合う色は変わるんでしょうか?
「日焼けというのは明度の問題なので、また少し違います。そもそもイエローベースのお肌は黄味が、ブルーベースのお肌はピンク味がありますので、日焼けをしてもベースカラーは変わりません」

なるほど。では一生変わらないということでしょうか?
「そう思っていただいていいですね。とてもマレなケースで、海外に10年以上住んで水も空気も変わったとすると、血液や肌の色味が変わることもあります。ただ、ベジタリアンになったり、大きな病気・ケガで輸血をしたりしない限り、ベースカラーは一生同じだと思っていただいて構いません」

そうなんですか。
「このイエローベース・ブルーベースの診断をするのは(概念はもともと存在するので)、私たちCLE(NPO法人色彩生涯教育協会)特有のもので、他では色をフォーシーズン(4つの季節)にわけるパーソナルカラーがよく知られていますね。でも、それはすごく複雑で、すべて覚えるのは大変です。フォーシーズンのパーソナルカラーでは赤、ピンク、緑、青など色によって4種類ずつ基本のカラーがあるのですが、これですと小売店やデパートなどが商品を用意する時、多くのカラーバリエーションが必要になってしまいます。たとえばウインターの洋服は10枚あるけれど、スプリングは2枚しかないとなると、逆に売上げが下がってしまいかねません。
その点、ブルーベース・イエローベースで分けますと、だいたい均等になるんです。色の概念も、涼し気な色はブルーベース、温かみのある色はイエローベースと分かりやすいです」

お客さまにもわかりやすいですね。
「お客さまにも2通りありまして、似合うものを着たいという方と好きなものを着たいという方、どちらもいらっしゃいますよね。たとえばイエローベースだけれど、今日は涼し気な色でメイクしたいですとか。なので、私たちは両方推進しています。お客さまにあわせるアドバイスをしています」

自分とは違うベースカラーの洋服も、諦める必要はないんですね!
「そうなんです!『この色は着てはいけない』と言われるとすごくショックですよね。似合う色は似合う色としてお伝えして、それでも『クールな洋服を着たい』ですとか、『温かみのあるメイクをしたい』という方には、その方法をお伝えしています」

とても幅が広い考え方ですね。
「結婚式やお見合いなど、『ここぞ!』という時のためにはお似合いになる色をご提案していますが、その日の気分で楽しみたい時もありますよね」

自分の個性を分かった上で、遊んでいる感覚なんですね。
「はい。ご自分に似合うものが分からなくて悩んでいらっしゃる方にはお似合いになる色をどんどんアドバイスします。ただ、それだけではなく、ご希望に応じたアドバイスをします」

こうしたサロンでのレッスンのほか、企業向けの講習会もなさっていると伺いました。
「ブログを見た企業さまからお声がかかったり、知り合いからお話がきたりすることがあります」

色について教えてほしい、という依頼が多いですか?
「不動産会社でしたらインテリアの色についてですとか、ジュエリーショップでしたら骨格に応じて似合う形ですとか、幅広い内容でのご依頼があります。
また、男性の場合、ネクタイの選び方をお話することもあります。たとえば、『受注をとりにいくぞ!』という時はエネルギッシュな赤、謝罪の場面では誠実さをアピールするブルー系といった感じですね」

女性だけでなく、男性へのアドバイスもなさっているんですね。
最後になりますが、今後の活動としてお考えのことを教えてください。

「私自身カラーを学んで、いろいろな迷いが解決しましたので、同じように悩んでいる方の役に立ちたいですね。また、色の悩みを解決できる講師やインストラクターを増やしたいと思っています。色ってキレイになるための人助けのツールだと思いますし、生徒さんがどんどんキレイになっていくのを見るのが楽しいんです。その思いを生徒の皆さんにも味わって欲しいですね。生徒さんとは一生のお付き合いだと思いますので、手厚くサポートしていきたいです」

コーラルブーケカラー&デコ

NPO法人「色彩生涯教育協会(CLE)」の大倉山校である「コーラルブーケカラー&デコ」。校長である市村知絵さんがカラー診断のほか、色のプロを目指す人のためのクラスも開講している。併せて、クレイ(粘土)のレッスンも。

  • ショップ・スポット名
    コーラルブーケカラー&デコ
  • 住所
    横浜市港北区大曽根

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