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福島支援バスツアー

今回のベジフルライフは、いつもとは少し内容を変更し、
先日参加した「福島支援バスツアー」についての体験談を書こうと思います。
これは、私たちベジフルティーチャー(VFT)が所属するNPO法人 青果物健康推進協会が、福島県原子力発電所の事故による農作物等への風評被害を少しでも予防するために立ち上げた「Eat For Nippon〜国産を食べよう〜」活動のツアー。
放射線について学び、実際の現場を見聞きし、参加したVFTらが「正しく恐れる」ことについて理解することが目的として企画されたものです。
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原発による放射線の影響を無駄に恐れ広まる風評被害。情報が錯綜し、また目に見えないものだからこそ、判断ができず、怖さが増していきますよね。
私自身、“良く分からないからこそ怖い”というのが正直なところで、今回、自分の目で確かめたい、農家の現状を知りたいと思い、参加しました。
まずは、ツアー中に配られた放射線測定機で様々な所を計測。
集合場所である渋谷で計測してみると、数値は0.053μSv(マイクロシーベルト)
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また、福島県伊達市に到着後にも様々な場所で計測しましたが、都内や、移動中に計測した他県と比べ、びっくりするような数値の差はみられず、高いところでも0.660μSv(マイクロシーベルト)でした。
知識がないと、これが恐れる数値なのかも分かりません。
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このツアーでは、放射性物質の特性や影響などの科学的根拠に基づいた知識を、専門家の先生に教えて頂きました。
「放射線は日常から0ではなく、私たちは、大地、食物、宇宙などからの微量な自然放射線を常に浴びていて、日本平均では一人あたり年間1.4mSv(ミリシーベルト)、世界平均では一人あたり年間2.4mSv(ミリシーベルト)の放射線を受けている。また、年間100mSv(ミリシーベルト)以上の放射線を受けると、体への影響が臨床的に出てくると言われている」とのことでした。

放射線は元々自然界にあるものなのですね。原発以前から場所により線量は違い、常に一定なものではないということも学びました。
皆さん、お気づきと思いますが、今の単位は、mSv(ミリシーベルト)。さっきの渋谷や福島での単位はμSv(マイクロシーベルト)です。
μSv(マイクロシーベルト)はmSv(ミリシーベルト)の1000分の1の値なので、ツアーで計測した数値は、どれも問題にならない極微量な値だということが分かりました。

ツアーでは、桃園ときゅうり園で収穫の体験もさせて頂きました。
桃は大きくてキレイな桃色で、とっても良い香り。自宅に帰ってきてから食べたところ、ジューシーで甘くて本当に美味しかった!
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キュウリも、実の上の茎を切った瞬間に水分が出て来て、新鮮だということを実感!初めての体験でした。
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農家の方に、原発後に感じている風評被害についてお話を伺いにいくと、
「収穫した野菜一つ一つの放射線量をチェックして安全だと分かっていても、市場の業者に非難される傾向にある。他の生産地の収穫量が少なければ、『福島の野菜でもいいから買ってやろう』という姿勢でくる。いたたまれない気持ち。品質で評価してほしい。」
という声を聞きました。
震災後は、出荷量も1/3に減り、残りは廃棄処分しなくてはいけなかったのだとか。
しかし、農家さんでは、収穫前、収穫後に全品目を検査して、安全なもののみを出荷しています。安全と分かっているだけに、風評被害を早くどうにかしたいものです。
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今回、福島支援バスツアーに参加し、“なんとなく知っている”ということが一番怖いなと感じました。「専門的で難しそうだから詳しくは分からないけど、なんとなく怖そうだからやめておこう」と。
自分で判断ができないからこそ、世に出回っている情報(特に不安要素が高い情報)に流されてしまう。自分で善し悪しを正しく判断するためにも、自ら興味を持ち勉強していき、
「正しく恐れる」ことがとても重要なのだと分かりました。
私自身、今回、一部ではあるものの放射線について勉強し、現地を自分の目で見ることによって、こんなにも安全だったのかということが分かり、不安がなくなりました。
もっともっと福島の野菜を食べて、少しでも力になれたら。また、正しい知識を自分の身の周りから伝えていき、徐々にでも風評被害を減らしていきたいという想いが強まりました。

今回のツアーの様子は、後日YouTubeでもアップされます。
http://www.youtube.com/user/EatForNippon

また、風評被害対策BOOK「正しく恐れる〜放射線を理解すれば、安心して野菜・果物が食べられる〜」もこちらから読むことができます。“なんとなく”で判断する前に、ぜひ読んでみて下さい。
http://daiwarp.sakura.ne.jp/doc/fuhyo_taisaku_2012.pdf

・NPO法人 青果物健康推進協会
http://www.vf7.jp/index.html

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