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「インペリアルビル」で昭和モダンに酔いしれる♪

「インペリアルビル」とは?
平成22年2月、「横浜市認定歴史的建造物」認定。昭和5年に長期滞在する外国人のための「インペリアル・アパートメント」として建てられた。設計は、モダニズム建築の先駆者と呼ばれる川崎鉄三。かつて売店だった1階は現在、「インペリアルギャラリー」となっており、写真や絵画など各種展覧会に使用できる。内部は非公開。

街のあちこちに歴史を感じさせる建物が残っている横浜。市ではそれらの建物を保護し、歴史的景観を保護するために「横浜市認定歴史的建造物」という制度を設けています。隊員A、今回はその中からモダニズム建築の粋として知られる「インペリアルビル」にお邪魔してきました。
大きな窓ガラスが特長のインペリアルビルは、昭和5年に建てられたというのが信じられないほどモダンな外観。総ガラス張りのこの建築手法はカーテンウォールと呼ばれ、当時ニューヨークで流行していた最新のスタイルなんですって。続いてエントランスに入ると、一気に昭和初期にタイムスリップしたような雰囲気。竣工当時のままのドアや窓枠などが残っており、古き良きモダニズムを感じさせてくれます。太平洋戦争末期の空襲では周囲が焼け野原になり、インペリアルビル屋上にも何本もの爆弾が突き刺さったそうですが、鉄筋コンクリート造のため焼けずに残ったのだとか。怒濤の時代を経てきた建物の静かな迫力に隊員A、すっかり圧倒されてしまいました。
現在もオフィスビルとして使われているインペリアルビル。いつまでも古びない街のランドマークとして、今日も静かにたたずんでいます。

「横浜市認定歴史的建造物」の一例
エリスマン邸やベーリック・ホールなどの「西洋館」、港一号橋梁などの「土木遺構」、中丸家長屋門などの「古民家」……とさまざまな建造物が認定。現在も使用されている建造物が多いことも大きな特長。(横浜市HPより)

keyリサイズ.jpg「インペリアルアパートメント」として使われていた当時のルームキー。キーの受け渡しをしていたカウンターも1階に残されている。

ddリサイズ.jpg玄関ドアの油圧式ストッパーは、当時のまま。ほか、ドアノブやガラス戸など現存するものが多数ある。

Eリサイズ.jpg竣工当時より当時珍しかった水洗トイレやシャワーなどを完備していたから、戦後10年以上にわたって米軍に接収されていた。米軍人が壁に直接描いた「非常口」が残っている。

大理石リサイズ.jpg玄関の星形の鏡枠や、エントランスの階段円柱は、コンクリートと大理石をまぜた「人造大理石」を型枠に流し込み、さらに研磨して仕上げたもの。製作に手間がかかるため、現在ではこの技術を持つ職人はいないとか。近づいてみると、まるで大理石そのもののような結晶まで再現されており、精巧さに驚かされた。

「インペリアルビル」の詳細はこちら!

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