丼の中で美味しさが混ざり合う、本格派スリランカカレー。
カレーといえば、日本人が大好きな料理の一つ。とはいえ、本格的なスリランカカレーが食べられるお店はまだ珍しい。インドカレーと比べるとサラッとしているのが特徴といわれ、数種類のカレーやおかずをお皿の上で混ぜて食べるのが定番だとか。
こちらのお店では、丼ご飯に3種類のカレーを盛り合わせるという、日本人に馴染みやすいスタイルで提供している。ランチセットにはサラダやアチャール(ピクルス)が付いてくるので、これらも丼に混ぜて自分の好みの味でいただくのもOK。
アンティークな建物とスリランカテイストがマッチして、いい雰囲気を醸し出している。関内で営業していたが、ビルの建て直しに伴い2011年に馬車道へ移転。実はmirea編集部のすぐ近く!
入り口から覗いたときは「こぢんまりとしたお店」と思ったけれど、2階はとっても明るくて開放的。グループでもゆっくり食事ができる。
こちらがランチタイムの「スリランカカレー」。3種カレー盛合せ丼に、ドリンク(ホットorアイス)、サラダ、小鉢、デザートが付いて864円。デザートの紅茶ゼリーは、もちろん、スリランカの紅茶を使った自家製。和風の食器でサーブされるのがオシャレ。
厨房を覗かせていただくと、そこには確かに3種類のカレーがそれぞれいい香りの湯気をあげていた。仕込みが大変そうだが、そこにスリランカへの愛を感じる。
お店の石井雅士さん・広美さんご夫妻は、元国家公務員。お二人とも紅茶好きだったことからスリランカに通いようになり、その愛が高じてお店を始めてしまったとか。確かに、一口食べるごとにお二人の「愛」を感じるかも♪
店頭ではスリランカ紅茶も販売。
お店で使う食材は、すべてスリランカから直接仕入れている。「積み出し港のコロンボから海を渡り、2〜3週間かけて横浜港に着いた荷物を受け取りに行く。そんなスリランカとの間に流れる、ゆったりとした時間を感じられるのも幸せなんです」と、石井さん。
店内には、スリランカの古い写真やポスターなどが所狭しと飾られている。
かつてイギリスの統治下にあったスリランカは、アップルパイ、ビスコッティなど英国風のスイーツも美味しい。スコーンは、食事としてカレーなどと一緒にいただくタイプもある。