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花と言えば「梅」

立春を過ぎたころから梅の花が咲き、少しずつ季節の和らぎを感じます。
さて、日本で花と言えば「桜」を思い浮かべる方が多いと思いますが、奈良時代までは「花」と言えば梅だったのです。
こうほく梅の写真コンテスト 2016 桂作賞「春の訪れ」吉原 貴市さん

当時、日本は遣唐使を介した中国との交易が盛んで、中国文化の影響を強く受けていました。
古き中国では、梅を見て漢詩を詠むのが貴族の楽しみであったのですが、これが日本にも伝わり、現在の花見の原型になったと言われています。その名残で、庭の片隅には梅を配置するのが風習となっているようです。

しかし、遣唐使が廃止されて、国風文化が全盛になると、次第に人々の関心は梅から桜にうつり、平安時代には「花」と言えば「桜」を指す和歌を詠むことが多くなりました。

今年は桜の花見の前に、一足先に春の訪れを感じながら、梅を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
横浜の梅の名所の一つ、大倉山公園の梅林を紹介します。

大倉山公園は、東急東横線大倉山駅の改札を背にして、直ぐ右にある坂道を線路沿いに7分程歩いた場所にあります。
坂を上っていくと、国会議事堂のような佇まいの「大倉山記念館」が頂上に見えてきます。梅林はもうすぐそこ。

園内には、一つの枝に淡紅と白、紅、絞りなどを1本で咲き分ける魅力種「思いのまま」や萼が鮮やかな緑色の白梅「緑萼梅」など32種類、約200本の梅が植えられています。種類豊富なのが梅のいいところですね。
公園内の梅には、名札が下がり、分かり易くなっています。

こうほく梅の写真コンテスト 2016 桂作賞「蒼天に輝く」海野 智史さん

毎年2月中旬から下旬の土日2日間には「大倉山観梅会」が開かれ、今年で29回目を迎えます。
駅から梅林へ向かう坂道には、大倉山商店街と大曽根商店街の臨時店舗もあり、多くの観梅客で賑わいます。中でも、大倉山梅林で収穫した梅で漬けた大倉山梅酒「梅の薫」は人気商品の一つ。

園内ステージでは、和太鼓や、獅子舞、筝・尺八などが披露され、暖かい日差しの中で「野点」も行われます。梅の木の下で、梅酒を楽しみながら、お弁当を食べるのもいいですね。

こうほく梅の写真コンテスト 2016 最優秀賞「花咲く場所」原 政一さん

雨天等の場合は、ステージは中止となりますが出店はありますので、甘酒で温まりながらの静かな観梅もがおすすめ。
詳しい開花状況を横浜市港北区役所のホームページでお知らせしていますので、おでかけ前にチェックしてみてください。
尚、園内には駐車場がありませんので、公共機関をご利用ください。

場所:大倉山公園梅林(東急東横線「大倉山駅」下車徒歩7分)
住所:横浜市港北区大倉山2-10
入園料:無料
開催日:2月18日(土曜)・2月19日(日曜)午前10時〜午後4時

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