mirea 街を彩る ヒト・モノ・コトをつなぐ[ミレア]

美術・写真
2019.11.25

画家・関根正二を顧みる20年ぶりにして過去最大規模の回顧展

 

(TOP画像)《少年》1917年 油彩、カンヴァス 個人蔵

 

大正という日本近代の青春時代を駆け抜け、20歳で世を去った画家、関根正二(1899–1919)。ほぼ独学で絵を志した関根は、北方ルネサンスをはじめとする西洋絵画に感銘をうけ、天性の素描力に独自の色彩感覚を開花させました。16歳で二科展に初入選、その後5年に満たない画業のなかで、「関根のヴァーミリオン」と称賛された美しい朱色を特徴とし、デカダンス文学や独自の宗教観に基づいた幻視性を帯びる作品群には、みる者に時代を越えて訴える、儚くも鮮烈な魂の響きが感じられます。

短い生涯に残した貴重な油彩作品に加え、このほど100年ぶりに発見されたパステル画《少女》や初公開の作品・資料類、関連作家らの紹介を交えて関根正二を顧みる、当館では20年ぶりにして過去最大規模の回顧展です。

 


《チューリップ》1918年 油彩、カンヴァス 個人蔵

 


《自画像》1916年頃 インク、紙 福島県立美術館蔵

 

《展覧会の見どころ》
1. 1919年の遺作展から、100年ぶりの発見・再公開作品
本展の準備中に発見され、1919年の「関根正二遺作展」以来の公開となるパステル画《少女》(1919年、個人蔵)をはじめ、近年の調査により発見された作品・資料類を展示します。

2. 関根正二研究の最新成果をみせる20年ぶりの回顧展
神奈川県立近代美術館では1967年「靉光・関根正二展」、1999年「生誕100年 関根正二展」に続く、20年ぶり3度目の関根正二展。関根の出身地である福島と、関根作品を多数所蔵する三重の両県立美術館とともに多角的な調査を重ねた成果をご紹介します。

《関連出品作家(予定)》伊東深水・河野通勢・村山槐多・東郷青児・有島生馬・安井曾太郎・久米正雄・上野山清貢・ 長谷部英一・佐藤春夫・素木しづ

 

生誕120年・没後100年 関根正二展
[日時]2020年2月1日(土)〜3月22日(日)9:30〜17:00(最終入館16:30)
《前期:2月1日(土)〜16日(日)/後期:2月18日(火)〜3月22日(日)》
※会期中、一部作品の展示替があります。
[会場]神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
[休館日]月曜日(但し、2月24日は開館)
[料金]一般¥700、20歳未満・学生¥550、65歳以上¥350、高校生¥100、中学生以下無料、障がい者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)無料
[主催]神奈川県立近代美術館、東京新聞
[問合せ]0467-22-5000(神奈川県立近代美術館 鎌倉別館)
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:2月2日、3月1日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く)でご覧いただけます。また同日は、会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」となりますので、小さなお子様連れの方も、遠慮なくご覧ください。
*その他の割引につきましてはお問い合わせください。

 

 

SPOT INFO

神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

旧鎌倉館(2016年3月閉館)から北鎌倉方向に徒歩で350メートルほど行ったところに、1984年開館の鎌倉別館があります。設計者は、大髙正人(1923-2010)。山に挟まれた住宅地に溶け込むように意匠的に工夫されています。開館30年を超え、設備改修と利用者サービス向上のための約2年にわたる休館を経て、2019年10月12日にリニューアル・オープンを迎えました。展示室の壁面を一新し、彫刻庭園に面したテラスにはカフェスペースなどを増設し、アクセシビリティを向上させています。

  • ショップ・スポット名
    神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
  • 住所
    神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
  • 電話
    0467-22-5000
  • 営業時間
    【開館時間】9:30〜17:00(入館は16:30まで) /【休館日】月曜日(祝休日を除く)と展示替期間
  • 駐車場
    無(障がい者用駐車スペースをご利用の方は、事前にご連絡ください。)
  • URL
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