mirea 街を彩る ヒト・モノ・コトをつなぐ[ミレア]

Event
2019.08.27

記憶のなかに残るある日の光景…“犬塚の風景画”に会いにいく

 

(TOP画像)《梅雨の晴れ間》1986年 アクリル・キャンバス 個人蔵

 

犬塚勉(いぬづかつとむ/1949-1988)は、川崎市に生まれ、豊かな自然の残る西多摩郡稲城村(現・稲城市)で少年時代を過ごしました。小学校時代に見た三沢川の光景が描きたいという思いから画家を志し、東京学芸大学に進学。大学院修了後は、中学校の美術教師をしながら、画家となることをめざしていました。

しかし、ようやく独自の画風を確立した矢先に、38歳の短い生涯を谷川岳で終えています。志半ばながら、犬塚の遺した作品は、遺族によって大切に保管されました。そして没後20年にあたる2009年7月にNHKの『日曜美術館』で作品が紹介されると、“犬塚の風景画” は一躍注目され、いまなお多くの人を魅了し、愛され続けています。特定の場所を精密に描いた犬塚の作品は、精緻に再現された風景画でありながら、観る人それぞれの記憶の中に残るある日の光景を想起させ、懐かしささえ感じさせます。

本展では、犬塚勉の画家としてのはじまりから、画風を確立させた晩年の5年間の作品を中心に100点を展示し、画家・犬塚勉の足跡をたどります。また、会期中には東海大学学芸員資格課程の学生と協力したワークショップを行い、犬塚のさらなる魅力に迫ります。

 

《展示校正》
第1章 青の時代
学生時代から写実的な風景画を確立するまでの初期の作品と多摩丘陵を描いた作品を紹介します。

第2章 自然を描く
1984年6月以降の緻密に再現された風景画から、犬塚が愛してやまなかった山を描いた作品までを展示します。

《林の方へ》1985年 アクリル・板 個人蔵

 


《縞リスの食卓》1987年 アクリル・キャンバス 個人蔵

 


《ブナ》1988年 アクリル・キャンバス 個人蔵

 

犬塚 勉 風景が芸術になる
[日時]10月12日(土)〜12月15日(日)9:30〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
[会場]川崎市市民ミュージアム 企画展示室2
[休館日]月曜日(但し、10月14日、11月4日は開館)、10月23日(水)、11月5日(火)
[料金]一般¥700、学生・65歳以上¥500、中学生以下無料
※障害者手帳等をお持ちの方およびその介護者は無料。
[主催]川崎市市民ミュージアム
[協力]東海大学課程資格教育センター、教養学部芸術学科
[TEL]044-754-4500(休館日を除く9:30〜17:00)

 

関連イベントはこちら!!
■関連上映「山に魅せられた男たち」
本展の開催に連携し、川崎市市民ミュージアムの収蔵品から、山の壮大な美しさに魅せられた男たちをテーマにした作品を上映します。
[日時]10月12日(土)①11:00〜『南米パタゴニア探検 大氷河を行く』、②14:00〜『火まつり』
[会場]1F映像ホール
[定員]各回270名
[料金](全席自由)一般600、大学・高校生・65歳以上¥500、小・中学生¥400
※未就学児・障害者手帳等をお持ちの方およびその介護者は無料。
[チケット販売]前売り券はありません。当日先着順での販売となります(満員の際は入場をお断りすることがあります)。

 

■ギャラリーツアー
[日時]①10月26日(土)、②12月7日(土)各日14:00〜
[会場]2F企画展示室2
[料金]無料(要観覧券/当日直接会場へ)

 

■みる・きく・えがく 犬塚勉のまなざしに触れる
大学生がつくった鑑賞キットをつかって、一緒に犬塚勉の作品を見て、実際に絵を描くワークショップです。一人で鑑賞するのとはまた違った視点から作品を鑑賞できます。
[日時]①10月27日(日)、②11月9日(土)、③11月10日(日)各日13:00〜16:00
[会場]1F逍遥展示空間
[定員]各回30組
[料金]無料(要観覧券/当日直接会場へ)
[協力]東海大学

 

■ベビーカーツアー
学芸員による展示解説付きの鑑賞ツアーです。ベビーカーでも安心して鑑賞できるよう、ボランティアスタッフがサポートします。
[日時]11月21日(木)11:45〜(30分程度)
[会場]2F企画展示室2
[対象]0歳〜未就学児とその保護者
[定員]6組
[料金]無料(要観覧券/イベントページより要申込〈抽選〉)
[申込期間]10月1日(火)〜11月10日(日)

 

■対話型鑑賞ツアー「オシャベリ鑑賞会」
[日時]11月23日(土)14:00〜
[会場]2F企画展示室2
[定員]20名
[料金]無料(要観覧券/イベントページより要申込〈抽選〉)
[申込期間]10月1日(火)〜11月13日(水)

 

 

SPOT INFO

川崎市市民ミュージアム

川崎市市民ミュージアムは、「都市と人間」という基本テーマを掲げて1988年11月に開館した博物館と美術館の複合文化施設です。常設・企画展や映像の定期上映を始めとして、講座やワークショップなど様々な事業を展開しています。さらに地域の皆様の文化活動に利用していただくために、ギャラリースペースや研修室など施設の貸出しを行っています。

  • ショップ・スポット名
    川崎市市民ミュージアム
  • 住所
    神奈川県川崎市中原区等々力1-2
  • 電話
    044-754-4500
  • 営業時間
    【開館時間】9:30〜17:00(入場は閉館の30分前まで) 【休館日】月曜日(休日の場合は開館)、祝日の翌日(土・日の場合は開館)、年末年始
  • URL
検索