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トンボも飛ぶ、酒米田んぼへ。 海老名の酒蔵見学ツアー

秋は稲穂がたわわに実る季節、日本酒用の酒米も収穫の時期です。そこで日本酒ナビゲーター、東みちよの今回の日本酒巡礼は、酒米田んぼへ!泉橋酒造さんへのプチトリップです。
(写真は泉橋酒造の蔵人さんたち。右から、川辺さん、小泉さん、伊藤さん)

横浜から電車で30分。海老名の里に、泉橋酒造はあります。

ここは米から栽培を行う、全国でも珍しい「栽培醸造蔵」。酒蔵のすぐ裏手に、自家栽培の水田が広がっています。

「酒造りは米作り。良い酒を造るため、土壌を見ながら米を育てています」とは蔵人の犬塚さん。ここでは蔵人たち5人が自ら、酒造りの合間に、米作りの作業を行っています。

「米作りで大事なのは、土壌です。海老名のこの土地は、昔から米作りが盛んな地域で、海老名耕地と呼ばれていました。相模川の豊富な水、豊かな土壌に育まれて、おいしいお米が出来るんです」

米作りは、酒造りにも大きく影響します。米の性質によって精米の仕方も変わるからです。

写真は酒米の一つ、亀の尾。 ピンクのヒゲが伸び、 風になびいていました。

「お米の性質は、生育時の積算温度が影響します。今年は暑かったので、お米は少し硬くなるかもしれませんね。でもお米をしっかり見て、性質を知ることで、酒造りの調整ができるというのも僕らの強みです。お米に合わせた酒造りができます」

減農薬、無農薬で栽培される田んぼでは、トンボも飛んでいます。
「生き物たちも元気に育つ、自然と調和した田んぼで米作りをするというのが私たちのこだわりです。お酒のラベルの“トンボ”はその象徴です」とは広報担当の橋場さん。

広報担当の橋場さん(右)と。敷地内にはショップも併設されていて自分に合ったお酒を選ぶことができます。

蔵人の犬塚さん。製麴室にて。

田んぼの散歩の後は、酒蔵見学へ。精米から、洗米、そして酒造りの要といえる製麹室まで、順に見せて頂きました。製麹室には、杉材の麹蓋がずらっと並んでいて圧巻!

「うちでは今も、昔ながらの“麹蓋”を使っているんです。機械化に頼り過ぎることなく、昔ながらの手法も残しています」

自然の素材を使い、人の手による作業で麹を育てる、その手わざと愛情が、おいしいお酒のひとしずくになっていくんですね。
そうやって造られる「秋とんぼ」は米の風味を感じるコクのある爽やかさ。冷やしても、お燗にしても、おいしく頂けます。

純米吟醸 秋とんぼ

秋の季節限定の「秋とんぼ」、中でも橋場さんのオススメは、楽風舞という全国でも珍しい酒米を使ったお酒です。一足早く実る早生米のため、新米を使って作ることができるというのもこだわりです。
純米吟醸「秋とんぼ」720ml ¥1,728〜 (写真は1.8l)

また毎月、酒蔵見学ツアーも実施されているので、気軽に参加してみては。

酒蔵見学ツアー(要予約) http://izumibashi.com/visit/

 

神奈川県内で昔ながらの手法を活かした酒造りを行う、酒蔵。「酒造りは米作りから」の信念のもと、酒米作りから精米・醸造まで一貫して行う栽培醸造蔵。毎月、酒蔵見学ツアーを行っているほか、お酒などが買えるショップも併設。

  • ショップ・スポット名
    泉橋酒造
  • 住所
    神奈川県海老名市下今泉5−5−1
  • 電話
    046-231-1338
  • 営業時間
    月曜ー土曜 10:00~18:00 休館日:日曜日・祝祭日、お盆休み、年末・年始 ※12月のみ12/31を除き、無休で営業しています
  • 平均利用額
    酒蔵見学ツアー ¥1,500
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