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日本画の巨匠・小倉遊亀、モダンで明るく慈愛に満ちた作品約120 点

(TOP画像)小倉遊亀《コーちゃんの休日》1960年 93.3×163.2cm 東京都現代美術館蔵

 

このたび平塚市美術館では「小倉遊亀展」を開催いたします。小倉遊亀(おぐらゆき、1895-2000)は滋賀県大津市に生まれた女性作家です。大磯に住む安田靫彦に師事し、厳しい修養をもととし、アンリ・マティスなど近代絵画の影響を受けた明るく慈愛に満ちた人物画を制作します。長く北鎌倉に住み、その静物画は師の安田靫彦から「北鎌倉の特産品」と賞されるなど高く評価されました。現代的で清新な作品には作家がたどりついた美の本質が表れ、上村松園賞(1954年)、日本芸術院賞(1962年)、文化勲章(1980年)の受章へと結実し、2000年に105歳で没するまで目覚ましい活躍を重ねました。

 


小倉遊亀《浴女 その一》1938年 210.0×176.0cm 東京国立近代美術館蔵

 

本展は、2001年に鎌倉芸術館で開催された追悼展以来、県内の美術館では17年ぶりとなる本格的な回顧展で、初期から晩年までの代表作および愛蔵の陶磁器類や挿絵類など約120 点によりその気高い画業の高みを紹介します。

 

平塚市美術館 企画展
小倉遊亀展
[日時]10月6日(土)〜11月18日(日)9:30〜17:00(入場は16:30まで)
[会場]平塚市美術館
[休館日]月曜日(但し、10/8は開館)、10/9
[料金]一般¥900、高校・大学生¥500、中学生以下・毎週土曜日の高校生・65歳以上で平塚市民の方は無料(65歳以上で市外在住の方は¥720)
[TEL]0463-35-2111(平塚市美術館)
[URL]http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/

 

関連イベントもチェック!!
■講演会「小倉遊亀の人と芸術」
[日時]11月10日(土)14:00〜15:00
[会場]平塚市美術館 ミュージアムホール
[講師]草薙奈津子(平塚市美術館 館長)
[申込]申込不要、先着150人

■学芸員によるギャラリートーク
[日時]10月20日(土)・11月17日(土)各回14:00〜14:40
[会場]平塚市美術館 展示室II
[申込]申込不要

■ワークショップ「日本画入門講座」
[日時]11月4日(日)13:00〜16:30
[対象]小学生から一般(小学3年生以下は要保護者同伴)
*事前申込制、詳細は平塚市美術館のホームページをご覧ください。

平塚は太平洋に面した相模湾沿岸の中央、首都東京の西南50kmに位置し、江戸時代には東海道の宿場町のひとつとしてさかえました。現在、市の総面積は67.88平方キロメートル、現在の人口は約26万人、温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、各産業が均衡をたもつ中核都市として、またリゾート地としても親しまれています。

平塚を含む”湘南”と呼ばれる地域には、明治時代(19世紀末)から多くの芸術家が居住し、芸術運動を展開してきました。たとえば日本の近代美術や文学に大きな影響を与えた雑誌『白樺』は鎌倉において、また油彩画の新しいスタイルを追求した岸田劉生の草土社は鵠沼において、それぞれ活動が展開されました。その後現在に至るまで多くの作家が活躍しています。

平塚市に美術館建設が発起されたのは戦後まもなくでした。中心となったのは空襲からの復興のなか、展覧会を自主的に開いていた地域の作家たちでした。1960年代初めには、彼らによる市への一作家一作品寄贈運動が始まり、学校、公民館や図書館の建設に続いて、1976年に平塚市博物館が開館すると、そこに美術部門が設置されました。その後、生涯学習と美術館建設の全国的な動きと同じく、平塚でも1984年に美術館建設研究委員会が発足して、開館へ向けての具体的な動きが始まり、1986年に平塚市美術館基本構想を、1986年に平塚市美術館建設基本計画を策定、その後建設工事と事業準備を開始し、1991年3月開館を迎えました。

開館以来、湘南地域の中央に位置する美術館として、メインテーマを<湘南の美術・光>とし、よい環境で国内外の優れた美術を人々の鑑賞に供する事で文化に対する市民の理解を深め、創造や学びの意欲を刺激することを大きな目的として各種事業を実施してきました。

今後も湘南地域の文化の成熟の一翼を担い、多くの方々に親しんでいただくため、美術館活動の充実に努めてまいります。

  • ショップ・スポット名
    平塚市美術館
  • 住所
    神奈川県平塚市西八幡1-3-3
  • 電話
    0463-35-2111
  • 営業時間
    【開館時間】9:30〜17:00(但し、入場は16:30まで) 【休館日】月曜日(月曜日が祝日・国民の休日の場合は開館し翌日休館、振替休日の場合は開館)、年末年始(12月29日~1月3日) ※ 開館日でも、展示替により展示室閉室の場合がございます。市民アートギャラリー、図書コーナー、情報コーナーはご利用いただけます。
  • 駐車場
    有(有料) 【利用時間】8:00〜22:00 ※休館日も駐車場のみの利用可能です。【収容台数】67台(車いす使用者等のスペース2台)※満車となる場合がありますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。
  • 平均利用額
    【観覧料】〈特集展〉一般¥200、高校・大学生¥100(企画展は展覧会ごとに異なります。) ※ 20名以上の団体は特集展は3割引、企画展は2割引。※ 企画展観覧券で、企画展観覧当日に限り、特集展を観覧できます。※ 企画展期間中、特集展のみ観覧希望の方は受付にお申し出ください。 〈次の方は無料です〉○ 中学生以下、毎週土曜日の高校生。○ 65歳以上で、平塚市民の方。(65歳以上で市外在住の方は団体割引)○ 各種障がい者手帳の交付を受けた方と付添1名。※ 受付で必ず年齢や住所が確認できる証明書や障がい者手帳等をご提示下さい。ご提示がない場合は、一般観覧料をお支払いいただくことになります。○ 神奈川県内の高校生およびこれに準ずる方で、引率者が教育課程として観覧する場合。  ○ 平塚市内の公民館主催事業による観覧。
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