mirea 街を彩る ヒト・モノ・コトをつなぐ[ミレア]

バルーンアートで幸せ、もっとふくらまそ!

バルーンをもっと
身近で日常的な存在に

色の鮮やかさ、形のかわいらしさでパッと目をひくバルーンアート。その世界には、細長い風船を手早くひねって動物や花などを作り、その手際の良さをショーとして見せる「ツイスター」、バルーンを使ってウエディングやイベント会場などの装飾を行う「デコレーター」と2つの職種があり、はなわかよこさんはデコレーターとして活躍をしている。
およそ10年前バルーンの世界に入ったはなわさんは、起業を予定していた時期に東日本大震災が発生。「イベントが中止になり、仕事が一気になくなりました。そんな時、ある海外の方が被災地でボランティアをしながらバルーンアートを披露しているのを見て、『バルーンって人を笑顔にするんだ』と改めて感じたんです」。
「バルーンは幸せな空間をつくるもの」と語るはなわさんはイベント装飾のほか、子どもに読み聞かせをしながらバルーンを披露する活動なども行っている。「バルーンがもっと身近で、日常的な存在になったらいいなと思っています」。


はなわさんが今力を入れているバルーンスパーク。紐を引くとクラッカーのように弾け、中の風船が飛び出す


ふくらませないゴム風船とワイヤーで作るバルーンフラワーは、色や形をさまざまなものにできる。海外ではファンタジーフラワーとも呼ばれているそう


バルーンは色柄・サイズによって金額が違うそう。2、3個必要なだけでも1袋まとめてロット買いしなければいけない苦労も


バルーンをふくらませるための道具もいろいろ。空気を入れるもの、ヘリウムを入れるものなどを用途に合わせて使い分けるそう


はなわ かよこさん

バルーンデコレーター はなわ かよこさんインタビュー

今日、実際に作品をみせていただいて、バルーンのレパートリーの多さに驚きました。
「今手がけているのは、ウエディングやイベントの装飾、ショップでの販売がメインです。そのほか、風船の中に風船を入れて、クラッカーようにパンと割ると中からフワフワ出てくる『スパークバルーン』というものもご紹介しています」

パーティーで盛り上がりそうですね。
「はい、スパークバルーンの中に入れた風船に当たりくじを入れておいて、ウエディングでブーケトスの代わりにしたりすることもあるんですよ」

このふくらんだ風船はどれぐらい保つんですか?
「フィルムがついた風船を使っていますので、だいたい一週間ぐらい、浮いているだけなら二週間ぐらいキレイに保ちます。ウエディングの会場では、浮かせた風船に思い出の写真をつり下げて、その中を新郎新婦に歩いてもらう演出もしています」

いろいろなアイデアがあるんですね。そもそも、はなわさんがバルーンを知ったきっかけは何だったのでしょうか。
「 2007年にバルーンショップでアルバイトをして、2009年にビジネススクールに入って学びました。2011年3月に起業しようかなと思っていたのですが、ちょうど大震災が起こりまして……。それが自分にとって転機になりました。
震災後のイベントが中止になったり、イベントはやるけれど規模を縮小するからバルーンはいらないといわれたり。そんな中、海外の方が被災地に行ってがれきを片づけながらバルーンをやっている姿をたまたま見て、いろいろ考えたんです。それで結局たどり着いたのは、バルーンって幸せな空間じゃないとできないんだなってこと。バルーンで食べていけるのかなっていう不安もあったのですが、悩んだ結果、2011年の11月に起業することにしました」

バルーンって、幸せな空間に彩りを添えるということももちろんあると思うんですけれど、沈んだ気持ちを明るくしてくれそうですよね。
「そうですね。私がバルーンに出会ったのも、やっぱり仕事で疲れている時でした。たまたま行った大桟橋でイベントをやっていたんですが、色とりどりのバルーンを見たら感動しちゃって。すごい世界があるなと、すごく気になったんです。その後、送別会かなにかの時に『お疲れさまでした』だけだと味気ないと思って風船を用意しようと思ったんですが、実際にやろうとすると難しくて。頭で描いても風船をいくつ作ればいいかもわからないですし。それで本格的にやってみたいなと思って、最初は海老名のショップでアルバイトさせていただきました」

バルーンショップでバイトを始めて、はじめて本格的にバルーンに触られたんですね。
「はい。大学時代、工芸文化学科で学んでいたこともあって、物づくりにとても興味があったんです。就職する時も『幸せな空間』ということにこだわりがあり、レストランとかに興味があったんです。実際にレストランの企画部門に就職も内定していたんですが、アトピーのせいで取り消しになってしまいまして……。それ以降は派遣や知り合いの会社で働きながら、自分がやりたいもの・できるものを探していました」

バルーンで空間を彩る
デコレーターとして起業

テレビなんかで見ますと、細長い風船をふくらませて、ひねったりして犬などの形を作っていますが、あれはやはり修行なさるんですか?
「実はバルーン業界では、風船をひねっていろいろな形を作る人のことをツイスター、風船を使って飾り付けをする人をデコレーターと呼んでいまして、別々の分野なんですね。私はデコレーターなので、実は長い風船をひねって形を作るのは、もともと得意ではなかったんです。でも、自分で仕事をとっていくうちに、ああいうものもやりたい、こういうものもやりたいというのが増えてきまして……。そこでウィービングという形を作っていく技術を新たに学びまして、現在はバルーンでドレスを作ったりもしています」

そうなんですか!そういった修業はどういうところでなさったんですか?
「エミリーズバルーン アートビジネススクールというところで技術を学びまして、そこに通ったおかげでいろいろな方とつながりができて、ウエディングやイベントのお手伝いをさせていただくようになりました」

現場で少しずつ経験を積んでいったと。
「バルーンは『生もの』ですので割れることもありますし、特にフィルムを貼ったバルーンですと内側と外側で温度が違うので、パンパンにふくらませて現場へ持っていくと割れやすいんです。そういうさじ加減はやってみないとわからないですよね。特にウエディングは『割れる・しぼむ』はご法度ですから。現場の対応力も含めて、勉強させていただきました」

その後、起業されるわけですけれども、独り立ちしようと思われたきっかけはなんだったのでしょうか。
「私は現場で『ここも追加で装飾してほしい』と急遽頼まれるのが全然苦ではなくて、喜んでくれるならやってあげたいという気持ちがあるんですが、他の方のお手伝いで現場に入っていると、なかなか自分では判断できないですよね。そういうことがあったので、いろいろなものを安定したクオリティで作れるテクニックが身についてきた時に、起業してやってみたいという気持ちが強くなってきました」

起業するにあたって大変だったことってどんなことでしょうか。
「金額のつけ方でしょうか。バルーンは色や柄によって値段が違いますし、ロット買いなので3個欲しいだけでも1袋仕入れないといけないんですね。そういう計算の仕方だったり、在庫の管理だったりは慣れるまで大変でした。作るのは好きだし楽しいんですが、そういうところは正直苦手です(笑)
また、色や柄もメーカーさんによって違うので、作ってみたらイメージと違ったということもありました。そのまま納品しても問題は全くないのですが、自分の中で納得できず、夜中に完成したバルーンを潰して一から作り直したこともありました」

起業から今年で5年目になりますが、今後のプランをお聞かせいただけますでしょうか。
「スパークバルーンのギフトをもっと広めていきたいですね。おうちのパーティーで気軽に使えるバルーンもご提案していきたいです」

バルーンを使った幸せな空間がもっと身近になればと。
「そうですね。そうなればいいなと思っています」

ハピバルン

ハピバルン代表 はなわ かよこ

2007年、バルーンショップにてアルバイトを始める。2009年、エミリーズバルーン アートビジネススクールで本格的に技術を習得し、2011年ハピバルン開業。Yokohama Balloon Flowerでも講師として活躍中。

  • ショップ・スポット名
    ハピバルン
  • 住所
    横浜市瀬谷区中央23-4

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