mirea 街を彩る ヒト・モノ・コトをつなぐ[ミレア]

暑い夏を涼しく彩るガラス工芸

今回娘と2人でお邪魔したのは極楽寺がらす工房さん。

緑に囲まれた工房に入ると、高い天井に迫力のある溶解炉。
ワクワクしました!

教えていただくのは、
海と魚が大好きで、2人のお子さんをお持ちの岩沢先生。
鎌倉で育ち、鎌倉で働くお父さんです。

まずは体験の流れをザックリと聞き、
何を作るかを決めます。

体験で作れるのはコップ・一輪挿し・鉢・お皿の4種類。
私は一輪挿しを、娘はコップに決めました。

次に色です。赤・青・黄色・緑・紫・透明から選ぶことが出来、
混ぜることも可能です。
色見本を見ながら、私は5色全部、娘は青と紫をセレクト。
これに泡を入れてもらうことにしました。

1人ずつの体験になるので、まずは娘から。
器具の使い方や注意事項などをしっかり聞きます。

1000度以上の溶解炉の中から水飴のような状態のガラスを
竿と呼ばれる棒に巻きつけ、
それを吹き、膨らませて作品を作ります。

言葉にすると簡単なのですが、
水飴状のガラスは竿を回し続けていないと、下にダラリと流れてしまいます。

娘は先生に回してもらい、膨らませていきます。
なかなかうまい!

最初は下玉という軸になる小さめなガラス玉を作ります。
それに選んだ色のガラスの粒をつけ、色を足します。

そして、泡はどうやって?と、思っていると、
まだまだ柔らかいガラスの上に粉をパラパラと。
泡を作る粉の正体は重曹だそうです!

色付きガラスと重曹がついた下玉を再度溶解炉に入れると重曹がパチパチと泡に!

後は、再度膨らまし、底を平らにし、口を広げていきます。

「自分で頑張ってみて!」と先生は何度か娘を応援してくれました。

溶解炉の近くにも呼んでくれます。
娘は「あっつーい!」と顔を隠したりしました。

先生は「普段とは違う、熱いガラスを味わうことも体験のひとつです」と言い、
「はい、戻りましょう!頑張った!」と、危なくないように、
でも、ちょっと頑張ることをさせてくれました。

最後にガラスの底だけバーナーで温め、そこへイニシャルを刻印します!

出来上がった作品はゆっくりと冷ますことが必要なため、
500~600度の釜にすぐに入れます。

今回の体験で一番感じた事、それは早い!!
作業全てが時間との勝負でした!

私の番になり、それをさらに痛感しました。

そして、難しいのは全部回しながらの作業だということ。
回しながら吹く、簡単だと思っていたら、
吹く事に集中すると、回す事に意識がいかず、、、
回す事に集中すると、吹く方は力んでしまったり。

口を広げるときは、「この位でどうですか?」と何度か確認してくださり、
自分でイメージした作品に仕上がるように素早く、
でも丁寧に対応していただきました。

先生は、
「スタッフが回したり、たくさん手を貸すと綺麗な作品は出来上がります。
でも、難しいけど、出来るだけ自分でやってもらえば、個性がでる。
歪みや厚み、一番個性が出る工程を自分でやってもらう事を
この工房では大切にしています。」
とおっしゃっていました。

そして、最後に面白い体験をさせていただきました!
ガラス風船割り!!
回さなくていい、とにかく吹いてガラスの限界まで膨らませ、
最後自分で割るという体験です。

回さずに膨らませたガラスは自由な形にプクーっと広がり、
シャボン玉のように薄く、軽く、
そしてとても繊細なものに形を変えました。

それを高い位置からバケツにおとし割る!
やった事のない体験です!
割ったガラスは溶解炉でまた溶かして使うそうです。

「ドロドロで熱いガラスから作品を作り、薄くて硬いガラスが
割れるところまでを体験していただき、本日は終了となります。」

短い時間でガラスの色々な姿、温度を学ばせてもらいました。
小学一年生の娘にもとてもよい経験になりました。

1日かけてゆっくり冷ました作品は郵送で送っていただきました。

娘と一緒に箱をあけると、想像以上に素敵な作品になっており、
2人で褒め合いました^ ^

あの熱かったガラスが、ひとつの作品となり、
暑い夏に涼しさを感じさせてくれます。

小学生から体験できるので、夏休みの思い出に是非親子で体験していただきたいです!