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金魚を描く現代美術家、深堀隆介。新作インスタレーションも必見

(TOP画像)深堀隆介 制作風景

 

透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描く若手現代美術家・深堀隆介(1973生)の、公立美術館で初めての本格的な個展。初期作品から最新作のインスタレーション《平成しんちう屋》まで約200点を紹介します。

金魚の持つ神秘性に魅了され、創作を続ける深堀隆介(1973年愛知県名古屋市生、横浜市在住) は、透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描くという独自の斬新な手法で注目を集める若手の現代美術家です。

1995年愛知県立芸術大学を卒業し、名古屋のディスプレイ会社にデザイナーとして勤務するも1999年に退職、本格的に創作活動を開始し、絵画と立体を並行してさまざまな作品を制作します。しかし、次第に自分が何をすべきかを悩み、自信を失いかけていた頃、金魚を描くきっかけとなった転機が訪れます。それは7年間放置していた水槽で生き続ける金魚の存在に気づき、その美しさに制作意欲をかきたれられたこと。金魚に救われたというこの出来事を「金魚救い」と呼び、その後、金魚に自分を重ね、表現を追究してきました。

極めて独創的な深堀の技法は、器の中に樹脂を流し込み、その表面にアクリル絵具で金魚を少しずつ部分的に描いていき、さらにその上から樹脂を重ねます。その作業を繰り返すことにより、絵が重なり合い、まるで生きているかのような金魚が表現され、圧倒的な立体感をもって観るものに迫ります。その生き生きとしたリアリティは平面である絵画作品と立体作品の境界に揺さぶりをかける革命的絵画と言えるでしょう。こうした一連の金魚作品によって、今や国内はもとより世界的に高い評価を受けています。また、近年ではライブペインティングやインスタレーションにも力を入れ、ますます表現の幅を広げています。

本展では、初期の立体作品から初公開となる新作インスタレーション《平成しんちう屋》を含む約200点により、深堀隆介の世界を紹介する本格的な個展となります。絵画でありながら立体的な躍動感にあふれ、不思議な美しさを湛えた深堀金魚を存分に愛で、お楽しみください。

 

【企画展】金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう屋
[日時]7月7日(土)~9月2日(日)9:30〜17:00(入場は16:30まで)
※※8月4日(土)~ 8月19日(日)は18:00 まで開館(入場は17:30 まで)
[会場]平塚市美術館
[休館日]月曜日(但し、7月16日は開館)、7月17日(火)
[料金]一般¥900(¥720)、高校生・大学生¥500(¥400)
※( ) 内は20 名以上の団体料金。
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料。
※各種障がい者手帳をお持ちの方と付添1 名は無料。
※65 歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金。(年齢・住所を確認できるものをご提示ください)
※親子割引(中学生以下の子とその親・祖父母)
[TEL]0463-35-2111(平塚市美術館)

 

関連イベントもチェック!!
ライブペインティング
[日時]7月7日(土)14:00〜(30分程度を予定)
[会場]平塚市美術館 テーマホール
※申込不要、要観覧券

作家によるワークショップ
「金魚水墨館 ー金魚を描いて泳がせよう!」

[日時]7月21日(土)10:00〜12:00
[会場]平塚市美術館 テーマホール
[講師]深堀隆介
[対象]小学生以上
※事前申込制、詳細は決まり次第、教育プログラムのページでお知らせします。

作家によるワークショップ
「ジェルキャンドルに金魚を泳がせよう!」

[日時]8月11日(土・祝)10:00〜13:00
[会場]平塚市美術館 アトリエ
[講師]深堀隆介
[対象]親子(小・中学生)
※事前申込制、詳細は決まり次第、教育プログラムのページでお知らせします。

講演会
[日時]7月21日(土)14:00〜15:30
[会場]平塚市美術館 ミュージアムホール
[講師]深堀隆介
[定員]150名(先着順)
[料金]無料(申込不要)

公開制作
新作《平成しんちう屋》内で公開制作を行います。
[日時]7月29日(日)14:00〜(3時間程度を予定)
[会場]平塚市美術館
※申込不要、要観覧券

作家による作品解説ツアー
作家が一緒に展示室をまわって作品の解説を行います。展示室1入口にお集まりください。
[日時]8月11日(土・祝)14:00〜14:40
[会場]平塚市美術館
※申込不要、要観覧券

みんなで選ぼうお気に入りの作品!!
ひらつか子ども審査員賞

[投票期間]7月7日(土)〜8月9日(木)
[発表期間]8月14日(火)〜9月2日(日)
[対象]本展来場の中学生までの子ども

夏休みに美術館・博物館・図書館をめぐろう!
折り紙ラリー

[投票期間]7月7日(土)〜8月28日(火)

平塚は太平洋に面した相模湾沿岸の中央、首都東京の西南50kmに位置し、江戸時代には東海道の宿場町のひとつとしてさかえました。現在、市の総面積は67.88平方キロメートル、現在の人口は約26万人、温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、各産業が均衡をたもつ中核都市として、またリゾート地としても親しまれています。

平塚を含む”湘南”と呼ばれる地域には、明治時代(19世紀末)から多くの芸術家が居住し、芸術運動を展開してきました。たとえば日本の近代美術や文学に大きな影響を与えた雑誌『白樺』は鎌倉において、また油彩画の新しいスタイルを追求した岸田劉生の草土社は鵠沼において、それぞれ活動が展開されました。その後現在に至るまで多くの作家が活躍しています。

平塚市に美術館建設が発起されたのは戦後まもなくでした。中心となったのは空襲からの復興のなか、展覧会を自主的に開いていた地域の作家たちでした。1960年代初めには、彼らによる市への一作家一作品寄贈運動が始まり、学校、公民館や図書館の建設に続いて、1976年に平塚市博物館が開館すると、そこに美術部門が設置されました。その後、生涯学習と美術館建設の全国的な動きと同じく、平塚でも1984年に美術館建設研究委員会が発足して、開館へ向けての具体的な動きが始まり、1986年に平塚市美術館基本構想を、1986年に平塚市美術館建設基本計画を策定、その後建設工事と事業準備を開始し、1991年3月開館を迎えました。

開館以来、湘南地域の中央に位置する美術館として、メインテーマを<湘南の美術・光>とし、よい環境で国内外の優れた美術を人々の鑑賞に供する事で文化に対する市民の理解を深め、創造や学びの意欲を刺激することを大きな目的として各種事業を実施してきました。

今後も湘南地域の文化の成熟の一翼を担い、多くの方々に親しんでいただくため、美術館活動の充実に努めてまいります。

  • ショップ・スポット名
    平塚市美術館
  • 住所
    神奈川県平塚市西八幡1-3-3
  • 電話
    0463-35-2111
  • 営業時間
    【開館時間】9:30〜17:00(但し、入場は16:30まで) 【休館日】月曜日(月曜日が祝日・国民の休日の場合は開館し翌日休館、振替休日の場合は開館)、年末年始(12月29日~1月3日) ※ 開館日でも、展示替により展示室閉室の場合がございます。市民アートギャラリー、図書コーナー、情報コーナーはご利用いただけます。
  • 駐車場
    有(有料) 【利用時間】8:00〜22:00 ※休館日も駐車場のみの利用可能です。【収容台数】67台(車いす使用者等のスペース2台)※満車となる場合がありますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。
  • 平均利用額
    【観覧料】〈特集展〉一般¥200、高校・大学生¥100(企画展は展覧会ごとに異なります。) ※ 20名以上の団体は特集展は3割引、企画展は2割引。※ 企画展観覧券で、企画展観覧当日に限り、特集展を観覧できます。※ 企画展期間中、特集展のみ観覧希望の方は受付にお申し出ください。 〈次の方は無料です〉○ 中学生以下、毎週土曜日の高校生。○ 65歳以上で、平塚市民の方。(65歳以上で市外在住の方は団体割引)○ 各種障がい者手帳の交付を受けた方と付添1名。※ 受付で必ず年齢や住所が確認できる証明書や障がい者手帳等をご提示下さい。ご提示がない場合は、一般観覧料をお支払いいただくことになります。○ 神奈川県内の高校生およびこれに準ずる方で、引率者が教育課程として観覧する場合。  ○ 平塚市内の公民館主催事業による観覧。
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